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2010年5月 5日 (水)

上海トイレ事情

ゴールデンウィークを利用し、クルーズ船に乗って上海・韓国の旅に来た。

中国旅行と言うと、頭に真っ先に浮かぶのはトイレ事情である。初めて中国に出張した20年ほど前、南京郊外の地場のセメント工場を訪れた際、せっかく来たのだから昼飯を社員食堂で食べていけと盛んにすすめられるので、こわごわ従業員が昼食を取る食堂に行ってみた。その食堂棟のあまりに古臭いたたずまいや、調理場の汚さにも閉口したが、何が驚いたかというと、トイレを拝借した時のことである。なにせ中国での商談と言うと、連日「○○先生の光臨にカンペー、カンペー」との杯の交換で、お腹の具合も緩み気味のところ、昼食の前にすっきりしておこうかという事だったのだが、そのもくろみが甘かった。

トイレらしき場所に入ると、小用をたす場所の他は片隅に溝が掘ってあるだけで、個室らしきドアがどこを見渡してもない。むむ、これはどうしたものかとしばし考えているうち、その溝のそばのあちこちに古新聞紙が置いてあるのが目にはいる。こ、これはどうやらこの溝をまたいで、衆人環視の中で用を足せという事かとの思いにようやく至った時には、もう用を足す気持ちも引っ込んでしまい、こんな所でするよりはホテルまで何として我慢しようと決心したのであった。西欧の公衆トイレのように上下が大胆にオープンなトイレはまったく気にならない私でも、ドアない・紙ない・きたないの中国トイレにはさすがに閉口し、以後中国に出張してオフィスやホテルを離れる可能性があるときは、なるべく食べない・飲まないを実践して危機回避に努めてきたのが実情なのだ。

さて今回6年ぶりに上海に来てみて、予想してきた事とは云えその変貌ぶりに驚く。埃っぽい町は少なくとも表通りに関しては大変きれいになり、歩道を走るバイクや道を逆走するクルマも見かけない。万博を開いて、この町も世界標準に近づいたのが良くわかる。さすが中国で一番開けた都市というのが実感できたのだが、問題はトイレ、なのである。今回、朝からの観光にやや疲れた昼前に入ったのは、上海観光名所である豫園そばのお茶博物館のトイレ。そのあたりで少々モヨオシて来たので、思い切ってそのビルのトイレに入ってみたところ、なんとそこは洋式でトイレットペーパーも完備し、ごみや汚水、悪臭の類も一切ない事を発見した。先進国同様の設備に、この国もやっとトイレを改善して、近代化の証を示そうと一部では実践されてきた事がわかった。まだまだこんな清潔なトイレは例外的であろうが、中国の公衆トイレで不快な気持ちをしなかたった初めての体験は印象深い。

ただ個室内の便器脇にバスケットの様な大きなかごがあるのだが、使用済みの紙は流さずにそのかごに入れるはずと主張する妻と、いや使用後の紙は流して良いのでは?と考える私の論争がクルーズ船のキャビンで深夜になるまで尽きないのである。
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バルクキャリアー 2010-05-11 00:14:58
院長先生、こんにちは。

そうなんですか、中南米もカミはバスケットに入れるのですか。下痢気味で沢山ペーパを使ってしまった時とか、紙の反対までしみている時はちょっと恥ずかしい、かな?

でも他人に見えるまま溝をまたいで用をたすより、はるかに進歩していた中国でした。

院長 2010-05-08 00:00:15
以前住んでいた中米のとある国では、紙は流さずかごへ捨てていました!

初めて目の当たりにした感動がよみがえってきました・・・。

慣れるまでがねぇ・・・。

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