好きな桜の散歩道
鉄道ファンの私としては、日本の風景写真といえば列車がいなくてはならない。その場合はSLとかお召し列車とか、いかにも被写体になりそうな列車でなく、裏庭を駆け抜けていく通勤電車だったり、農家の軒先をいつも通過するディーゼル列車など生活の傍らにある鉄道の情景が好きである。朝のラッシュ時、職場に学校に急ぐ人々が待つ踏切の場面とか、そろそろ昼休みにかかろうかという農作業の人達に、時報代わりに毎日通過するローカル電車とかの場面が良い。いかにも電車や電気機関車を撮っていますよという写真より、自然や風景に溶け込んだ鉄道写真が「日本の鉄道」という気がする。
川崎市を流れる二ケ領用水は、水辺に沿って側道が長く続き、この季節は桜の並木がとてもきれいである。ぶらぶらこの側道を散歩していると南武線の電車が、頻繁に用水の傍らを通過する。電車の手前には菜の花畑があって、都市近郊のなんと言う事もない、ごく普通の散歩道だが、こんな所がかえって心が落ち着き、いいなあと感じるのである。
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