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2010年4月12日 (月)

参院・外交防衛委員会笑劇場

普天間移転に関する実務者協議をアメリカが断っていると報道されている。わが政府案が実現性に乏しく、移転候補先の地元からも反対決議が出されている中で、米国が会議を開いても意味がないと協議を断っているそうだ。この件に関して、ニコニコ動画と云う会員制のネットニュースで、4月9日に開催された参議院・外交防衛委員会の模様が配信されており、これが下手なお笑い番組などよりよほど面白い。イラクに駐留していた元自衛隊の佐藤正久議員の質問に北澤防衛大臣が応えるのだが、その50分の質疑応答をすでに36000人ほどが閲覧している。

まず佐藤議員が米軍の沖縄海兵隊の地政学的存在理由を聞くのだが、北澤大臣は地政学の意味が判らないらしく、ようやく後席に控える官僚から出されたカンペをしどろもどろで読む始末。つづく北澤大臣による数々の珍答弁で最ものけぞったのが、「 普天間には何の部隊がいて、その役割は何か 」との質問に、「 よく知らない 」との答え。政治主導と称して基地を動かそうとしている海兵隊が、実は何をしているのか、半年間たっても民主党政権は知らないのである。こんな認識でここに移したら良いとか、ここは不適当だとかよく言えるものだと絶句する。

専門家の佐藤議員の質問には、「 自民党時代にはそんな難しい質問は委員会で出されず、事務方でやっていた」とつい本音・弱音を吐いてしまう北澤大臣。あらあら、官僚を排除して政治主導って言っていたのはどこの誰だい、と私も問いかけたくなる。さらには「 皆さん、民主党の出す案が駄目、駄目とばかり言うのはおかしいのでは?」とこれ以上イジメルナとばかり大臣は逆ぎれ。これには「 自民党時代に日米で合意した辺野古案より、良いものがあるというから、それが本当に良いのか、ここで比較をしているのでしょう」と佐藤議員に諭され場内から苦笑が湧き上がる。この大臣や副大臣の答弁たるや、まったく野党根性丸出しで噴飯ものである。

辺野古の原案を覆して、より良い移設先を政治主導で探すと言ったわけだから、少なくとも海兵隊の戦略上の意味や部隊の大きな役割、兵器の実態や兵員の大まかな人数など基礎のデータを防衛大臣も副大臣を把握しているのか思っていたら、彼らがそんな事をまったく知らない事がこの動画で判ってしまった。一体彼らはこの半年間何をやっていたのだろうか、真っ先に事業仕分けされるのは防衛大臣で、こんな防衛大臣に数千万円の歳費を払っているのか、とあっけにとられる。” この人、本当に防衛大臣?日本オワタ ”というテロップが、現実味を帯びてひどく印象的である。

どうもこの珍答弁から計ると、民主党は滑走路に使えそうな場所だけを、宝探しの子供の様に物色していて、部隊の運用や地域防衛・部隊防衛、兵站などの概念の事がまったく欠如している様である。アメリカが、民主党案が稚拙すぎて議論にならない、と協議を拒否するのも、この動画を見てみてなるほどと納得するのであった。NHKなど大マスコミがこの委員会を中継録画して、全国にこの政権のレベルの低さを是非流して欲しいものだと思った。

郵政改悪で既得権のかたまり、30万人の特定郵便局長票を得たと豪語した民主党だが、こんな民主の体たらくの動画を多くの人が見ている。得た30万票を何倍も上回る浮動票が手の平から水がこぼれるように去っているに違いない。

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