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2010年4月21日 (水)

環境問題

内航のセメントタンカーを所有する地方船主と話をしていたら、その会社の今度の新造船は電気推進を採用したいう。発電機を3台積み航海中は2台の発電機で電気を起こし、モーターでプロペラを廻すのだという。まだ日本の内航船では10隻程度しか電気推進船はなく、コスト的には高いものになるが、省エネの観点から荷主業界の要望が強いのと、それなりの補助が付くので踏み切ったとの事である。自衛隊の艦艇や客船ならいざ知らず、構造不況産業である内航海運にも、遂にこんな省エネ新技術が導入されるのかと時の流れに驚く。

こうして我が国では、着々と省エネ運動が進行している様だが、その船が竣工する事によってリプレースされた旧型船は東南アジアに中古で売船され、南の海で二酸化炭素を吐き出しつつ、まだまだ活躍する事になる。考えてみるとハイブリッドカーなど省エネ技術の開発・普及は我が国が相当進んでいる様だが、ちょっと周囲を見渡せば、大量のCO2や硫黄酸化物をばらまき、西風に乗せて日本上空に送り込んでいる中国などに、我が国は隣接しているのである。その結果、西日本の多くの松林などは中国発の酸性雨で立ち枯れになっている事は周知の事である。

我々が省エネ技術で先進的であるのは大変素晴らしい事だが、地球規模で考えてみると、日本の努力が一体どの程度、環境に貢献しているのだろうか。もう充分に世界をリードしているのに、条件付きとは云え25%の削減をしますなどと暴走した、鳩山首相の資質をこの点でも深く疑ってしまう。一方、グリーンランドで火山が一つ噴火しただけで、世界の気候への影響が心配されているが、かつて恐竜が絶滅した原因は、小さな隕石が衝突して地球環境が激変したと云う説が有力になっている。地球の本当の変動などは人知の及ばない未解明の部分が圧倒的に多いのが事実であって、現にアメリカでは、地球温暖化と二酸化炭素が本当に関係あるのかと云う説が、真剣に再検討されている様である。

ましてや排出権の取引などという金に絡んだ取引は、地球環境悪化をうたい文句にした限りなく胡散臭いビジネスである様な気がしてならない。せっかく日本は技術的には世界の先進を行っているわけである。総武線で隅田川鉄橋を渡る度に、悪臭のため窓をしめたのも遠い昔、濁流の多摩川も多くのサカナが戻ってきている。この上、政治家は日本国内のさらなる二酸化炭素削減などと敢えて約束せず、お隣の中国に対し環境問題にもっと力を入れるべしと、声を大にしてもっと強い外交カードが切れないものだろうか。せっかく省エネでリードする日本なら、政治家はこれ以上我が国の産業界を困難に追いやるのでなく、環境問題で中国にプレッシャーを大いにかけて欲しいものである。省エネタンカーの話を聞いたり、火山爆発のニュースを見ながらこんな事をつらつら考えていた。

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