ノーヒット・ノーラン
季節外れの雪でどうなることかと思ったが、東京六大学野球リーグ戦は一時間遅れで開催された。今日は慶應大学の今季初戦、対東京大学の一回戦である。東大は春のリーグ戦では戦力がなかなか整わない事が多いが、今季の戦力を占うには観戦を欠かせないという事で、まだ寒気が残る神宮球場に行く。
慶應先発の竹内(2年・中京大中京)は、たしか昨年は立教戦に一度先発したきり。期待の選手がこの一年でどの程度成長したのか興味深い。その竹内は1回は3者3振で上々の立ち上げりだったが、どうも序盤は体が開き気味なのか制球が乱れしばしばボール先行。直球はマックス140キロくらいだが、しだいに変化球が良く決まる様になり、中盤以降はパーフェクトピッチング。結局すいすいと投げきり、気付いてみれば序盤の四球3個のみのノーヒット・ノーランを達成してしまった。ノーヒット・ノーランは平成16年春以来6年ぶり、史上22人目だそうである。
今日は、打つ方も慶應高校の甲子園組などの活躍で本塁打・三塁打など長打も多く、まずまずのスタートをきれたようである。慶應大学のノーヒット・ノーラン達成を最後に見たのは、平成3年秋、明治神宮大会の対広島経済大学戦における若松君以来、この大会ではめでたく優勝を遂げて日本一になっている。今季は早大の斉藤、法政の加賀美、明治の野村など好投手が目白押しのリーグ戦だが、慶應も打の方は伊藤(3年・中京大中京)などリーグでも抜けているとの下馬表。投手陣は今日のノーヒット・ノーランの勢いにのって優勝戦線に加わって欲しいものである。
写真は史上22人目のノーヒット・ノーランを達成した竹内君。
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