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2010年3月 6日 (土)

交通会館スカイラウンジ

20100305
丸の内や銀座地区は、次々新しい高層ビルが建って、上層階には景色の良いレストランがオープンしている。しかしそういう景色の良い場所は、夕方の食事時はどこも若者や勤め人で賑わっていて、殊に金曜日は早くから予約をしていないと入れない。昨日・金曜日は仕事の後、妻と景色の良いところで一緒に食事を摂ろうと急に決まったのだが、どこも予約もしていないからどうしようかと思案にくれる。

そんな時にふと思いついたのは、有楽町駅前の交通会館屋上(14階)の回転式・スカイラウンジである。ここは中学生の頃に、大人に連れられて一度来た事があったが、当時の14階というのは東京でも高層レストランで、ここから東京駅や丸の内、銀座地区を一望できたものである。特にビルの下の線路は、東京駅から出てくる多くの列車が、ポイントを渡りながら身をくねらせ加速するさまが見え、ひどく興奮した事を思い出した。そのころは新幹線はすでに開業していたが、在来線には大阪行きの電車急行や伊豆方面への準急、九州行きの夜行急行やブルートレイン等が次々発車していて、東海道本線の黄金時代の残照がまだあった時分である。鉄道少年の私は、時刻表で覚えていた列車の出発時間を頭の中で思い返しては、その時間に東京駅の方にラウンジが回転していかないか、時計を気にして食事もそこそこに焦って待ったものだった。

そのスカイラウンジが変わらず営業している事は知っていたが、それから45年たって一体どうなったか。昨日は、夕食を食べながら久しぶりに列車の行き来をみるのも良いと思いだし、直前に予約をしてみるといつでもOKの様な、ひどくのんびりした応対に驚く。この近辺のちょっとした店の金曜の夕方は、2時間だけならとか、お席が悪くて良ければなどと条件がつく事も多いのだが、この感じではどうなっているのか、と反対におっかなびっくり交通会館のエレベーターに乗ったのであった。

エレベーターを降りると、先ほどの思いは杞憂、出来たて当時と変わらないような、きれいに整備された回転式ラウンジが広がる。どうやらレストラン営業は東京會舘らしいが、それならちょっと値段は高めだろうが味はまず大丈夫だろうと一安心。通された席からは予想どおり東海道線や丸の内、銀座が見えるのだが、線路以外は高いビルが周囲に増え、随分と視界が遮られた事を感ずる。それにしても金曜日の夕食時にもかかわらずテーブルは3割ほどしか埋まっていないのは拍子抜け、予約など必要ないわけだ。

と言う事で、一時間半でぐるっと一周するラウンジを2周する間、ゆっくり夫婦二人でワインをあけ食事を楽しみつつ、東京の夜景を楽めたのだった。往時の華やかだった在来線に代わり、今は700系やN700系の新幹線がひっきりなしに眼下を走る景色を堪能できる上、東京駅の夜景を上から見ることができ、「ここはすいていて良いね。金曜日の絶対穴場だね」と二人でにっこりしたのだった。

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