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2010年2月24日 (水)

風が強く吹いている

ブリスベーンからの帰途、機内の映画で箱根駅伝に賭ける若者達を描いた映画 ”風が強く吹いている” を見た。以前から結構面白いと言われていた様だが、やはり経験者の身からすると、どうせ嘘っぽいオハナシだろうと映画館など行かなかったのが事実。しかし長い道中、他にする事もなく何となく個人用テレビでこの映画を選択してみると、結構お話に引き込まれ結局エンディングまで見てしまった。

というのも、映画作成には関東学連の全面的協力があるようで、スターターでピストルを撃つ役に青葉元大東大監督が出てくるし、エキストラの選手たちが、本物の陸上部らしく走り方も臨場感たっぷりなのである。学連の長距離走記録会の場面などが幾度となく画面から登場すると、「 ああ、俺も良くこの記録会に出たな 」と若い頃の事を思い出し、なかなかクロウトっぽい目線で映画が撮られている事を感じる。

ただ素人同然のランナーを集めて1年で箱根に出るという筋書きは、箱根駅伝の現状をみるとやっぱり”映画のお話”になってしまう。しかし、もしこの映画が我々が走っていた頃、すなわち1960年代終わりから1970年代半ばの時代設定なら、それは結構リアルなハナシとして見られたかもしれないとも思う。というのも当時は予選会を突破するには、各チーム上位10人の5000米の走力が15分30秒平均ならボーダーライン上だったからである。(今は10人の平均が14分半のレベル)

作品に描かれている様に、ハイジとカケルという高校時代トップクラス(多分記録的には14分そこそこか)の2枚エースがいれば、あと6人は15分30秒クラス、チーム下位の2名が16分台だったとしても平均は15分半以内となり、その当時なら予選突破も可能だったに違いない。ハイジとカケル以外が仮に映画の様に素人同然でも、鍛え方によってはこのレベルは到達可能だから、筋書きの様な展開もあながち現実味がない訳ではない。事実1950年代頃までは、ラグビーやフィールドなど他の種目の選手もけっこう箱根駅伝を走っているのである。

そんな訳で、私にしてみるとこの映画の設定が現代の高速化された箱根駅伝でなく、我々の頃の予選会を描いたものならば、もっとリアルでウソっぽくなくて面白かったのにと感じたのであった。それにしても映画では、予選を突破したチームが本選10位に入って来年のシード権まで得てしまうのだが、4年生が多くいるものの弱小のこのチームで、どうやって来年いきなり本選を走る選手を確保するのだろうか? 彼らの活躍を見て急に有望な新人が大量入学してくるのだろうか?それとも、選手みな学連登録はこれまで行なっておらず、来年は留年でもして同じメンバーでまた走るのだろうか? 映画ながらこのチームの「 その後 」の方がもっと心配になってしまうのである。

コーチ 2010-02-24 22:49:48
日曜日は、追い風が強く吹いてくれ。それにしても、二人のタイム差と移動場所がパズルのようで・・・・。


アオタケの住人 2010-02-24 22:41:30
あはは・・・!

兄上もついにご覧になりましたか…!!

東京マラソンが終わったら、小説をお貸しいたしましょうか?(現在、モチベーションUPの為、5回目の風を吹かしております!)

なにぶん、こちらも素人なもので・・・(照)

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