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2010年1月22日 (金)

輿石 東 WHO ?

参議院の民主党のドンらしき老人の言動がえらくピントはずれな上、表情や物腰も落語家の様で、ちょっと我々ビジネスの世界にいる人と違うと感じ、一体この人の名前は何と云うのかと難しい苗字を検索したらコシイシというらしい。いわく云い難い興味をもってネットで略歴を見ると、やはり旧社会党系の日教組どっぷりの政治家だとわかり、”やはり”と納得する。

そういえば中学の時、日教組の活動家がいて、国政選挙で自民党が勝った翌日の授業中「 僕は君たちのお父さん、お母さんに失望した 」と授業もせず、左翼がいかに素晴しいかの説教や組合のプロパガンダを始めたのにはびっくりした。ひねくれものの私などは「ケッ」と思ってニヤニヤして聞いていたが、そんな教師の言動に触発されたマジメな生徒も結構いたものである。そのうちの何人かは当時流行した学生運動に染まり、高校進学後に学校を辞めたり消息不明になったのだが、そんな責任の一旦は日教組の扇動にあったと今でも私は信じている。こんな経験から、私は日教組が戦後の日本教育を悪くさせた最大の要因だと信じてやまない。

日教組出の民主党ドンなどをみるにつけ、この党の母体には、私などの生活感覚と違うイデオロギーの人が多数いるのだと改めて気づくのだが、どうも岡田外相や前原国交相の様な普段メディアに露出する顔に私はすっかり騙されて、党の本当の基盤はそういうイデオロジカルな人達も含めて成り立っている事を忘れていた。前世紀の遺物の様な教条主義の老人がおり、それを支持する基盤が党の底流をなすとなれば、安全保障問題で社民党の主張に従うこの政権の下地もあろうものだ、と妙に納得してしまう。どうも私は先の衆議院選挙で自民党にお灸を据えたいばかりに、彼らの市民政党的な表面の顔に騙されてしまい、海江田民主党候補に投票してしまった様で大いに反省するのである。

旧田中派の手法を引き継ぐ小沢幹事長を筆頭に古い体質の面々、日教組や元マルキストなどを混ぜあわせ、ちょっと近代政党風の甘いチョコレートコーティングをかぶせただけのごちゃまぜ集団が民主党の本質である事が、やっと露呈してきた様である。であればこそ、シンボルとしての過剰な小沢擁護の挙党体制も理解できようというものだ。そして都会の市民的感覚を持った部分と自民党よりも古い部分を引き摺った部分が、本質的に融合できない事が鳩山政権の迷走に現れているのだと云えよう。今回の金権スキャンダルで小沢幹事長が起訴されなくても、しょせん化けの皮がはがれるのは時間の問題だとコシイシ議員の映像を見て感じた。参院選では、小さな政府を目指す、都会のまっとうな市民社会代表の政党が出現しないものであろうか。

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