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2010年1月20日 (水)

定通確認

広島の尾道にまた出張した。往路は破綻応援の意味もこめて空路JALで広島空港へ。午後からの仕事なので、空港から最寄の山陽本線白市駅までバスで出て山陽本線の上り列車で尾道へ向かう事にする。瀬戸内海近くを走る山陽本線も三原ー広島間は急勾配が続く山の中の難所を通るのだが、そんなローカルな車窓を楽しもうと115系電車の運転士席背後のガラス窓(かぶりつき)に陣取る。

白市から三原までは沼田川沿いに下りカーブが連続する30キロあまりの山下り。白市を出ると線路は山の間や川沿いを蛇行しながら300R(半径300 米)曲線、10パーミル(1000分の10)の下り勾配を抑速発電ブレーキを使いながら下っていく。都市部で電車の運転を背後から眺めるのも楽しいが、こんな山川の迫った勾配線区で運転を見られるのは出張の役得でもある。

山間部なので前方の信号もカーブの彼方にあって中継信号機が多数設置されている中、信号喚呼をしつつマスコンとブレーキハンドルを操作しながら、ショックもなく制限速度ぎりぎりに定時運転をする電車運転士が頼もしい。山間部のカーブを曲がって駅に接近すると、こんな標識が線路際の電柱にかかっているのだが、良く通り慣れた線路でもこんなに一遍に標識が掲示されていると、スピードや信号に注意している運転士は注意を分散しなければならず大変な仕事だなと想像する。

左から赤と緑の定通票(正式の名前は不明だが停車駅やダイヤの確認を促す標識)、赤の横線は架線区分票(架線の切れ目)、緑丸は徐行解除票、その向こう黄色に赤横線はセクション(給電設備の切れ目でここでは停車禁止)を示す票
20100120

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