中国市場
GOOGLEが中国から撤退するという。言論の自由がなく報道が検閲されるという事は、インターネットの基本精神と反する訳だから、この分野のサービスを展開するGOOGLEが撤退するのは当然だろう。それにしても資本主義経済を採りいれながら、共産党独裁の中国の体制は一体いつまで続くのだろう。資本主義・自由主義・民主主義はバランスをとりながら機能し合う事が我々の生きている社会の存立基盤であろう。自立した個人の自由意思による経済活動が資本主義の根本であるし、個人の自由が保証され機能するのは報道の自由、言論の自由が保証されていなければならない。言論や報道の自由がなく選挙が行なわれない社会に基盤を置いた中国型の資本主義経済は短期的には成功しても長いスパンで見るとうまく機能するのだろうか。
正月になって米国の台湾へのミサイル輸出問題で、米中間がきしみ始めていると云う。米中がぎくしゃくする今こそ、普天間移動に関する2006年の合意を速やかに再確認する事が、日本の政府に求められている事ではなかろうか。しかしハイチで大地震が起きても、中国などは早速救援部隊を送っているのに、首相はそんな事にはほとんど関心がない様である。外交や国防にはまったくノー感で、ひたすら内向きの衆愚政治と仲間のかばい合いをする今の政権にほとほと嫌気がさすのである。
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