幼稚園並み
大切な国会の会期延長を拒否している最中、143人もの衆参議員を連れて小沢民主党が中国ツアーに出かけたのには驚いた。次々に胡錦涛主席と握手をして写真におさまっている議員をみると、まるで幼稚園児が遠足に行ってパンダか何かとツーショットの写真を撮られてよろこんでいるみたいだ。いつから日本の国会議員は幼稚園児並になったのかと爆笑するが、笑ってばかりいられないのは、日米安保の根幹が揺らいでアメリカ側の不信感が高まっているこの時に、何を大げさに中国に行く必要があるのかと云う事。まるでアメリカをソデにして中国に朝貢外交を始める様に映り誠に不愉快である。
その上、小沢や民主党は中国のナンバー2習副主席が訪日するに際し、ルールを破り「特例措置」で天皇との会見を宮内庁に強く要請し、これを実現させてしまった。ルールを遵守することで、どの国のどんな相手とも分け隔てなく会見するという皇室外交の基本原則を力で捻じ曲げた訳で、天皇の政治利用であろう。小沢の権勢や中国の力を見せる為に天皇が利用された様で、これは国民として許しがたいと思う。
社民党の福島や国民新党の亀井に国民は信任を与えたのではないのに、今や彼らの政策に政府は振り回されてばかりだが、その裏には小沢の影がチラチラしている。テレビの前の大パーフォマンスでやった事業仕訳けで出てきた金額はわずか6000億円。ばらまきマニフェストの穴埋めで国債大増刷が必死なのに、まだなにやら44兆円が”上限”だか”目標”だとか何だとか訳の判らない事をむにゃむにゃ鳩山は言っている。秘書が政治資金の問題で逮捕されれば、議員を辞職しろと他人に迫っていた鳩山は、自分の事になるとだんまり、で言うに事欠き「恵まれた家庭に育ったから」。
各国から評価も高く安全なインド洋海上補給を止めて、アフガン国内で民生支援するなどと狂気の案を民主党は提案しているが、つい先日イエメンで民間の邦人が誘拐された様に、アフガン領土で活動すればこれから何人の犠牲者が出て、何件の誘拐事件がおきるのだろうか。どうも政権をとって数ヶ月で民主党が政権を担う能力がない事がはっきりした様である。私としては、中国へ行ってニコニコにている海江田議員に投票してしまった自分を恥じ、二度と彼には投票しない事を心に決め、日本が中国の属国になる様な外交だけは金輪際ゴメン蒙りたい、と思っている。おじさんは、久しぶりに本気で怒っているぞ。
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