成年後見人終了
父が死亡して2ヶ月以内に提出しなければならない諸書類を漸く取りまとめ、家庭裁判所に提出する為、後見監督人の弁護士に託した。新聞などでは、高齢者が痴呆などになった際の便利な制度として、盛んに「 成年後見制度 」の利用を奨めているが、そう簡単なものでない事がわかった。勤め人などをしていたら、後見制度の事務手続きで本業がおろそかになるほどの面倒くささである。今回の場合、最初は専門家に依頼しようかと、紹介された司法書士に相談したところ「ご自分でもできますよ」などと体よく断られた理由が良くわかった。労多いのである。
痴呆になった高齢者によっては、その資産を不当に取得しようしたり、利用しようとする人が居る場合もあって、そういう厄介な時はこの制度が有効なのかもしれない。しかしそんな悪いケースをも想定したがんじがらめの制度は、痴呆を抱えるごく普通の高齢者家族にとって見ると、まるで制度のための制度の様な窮屈さがある。痴呆老人をトラブルや詐欺まがいのケースから守ると云う趣旨はわかるも、もう少し想定ケースを細分化し、トラブル絡みのケースと通常のケースで運用を変えた方がよいのではないだろうか。普通の老人家庭では、この制度の求める事務手続きの要求が高すぎる気がする。制度ができてまだ日が浅く、いろいろ問題が在るという事は法律関係者も認識している様なので、改善を望みたい。
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