ポーク・スペアリブ
アメリカの空港に降り立ち入国審査などを終えて国内線のフライトを待つ間、最初に探すのが空港内のピザ屋さん。ピザハットとかゴッドファーザーピザなど全米どこにでもあるチェーン店で良いのだが、その分厚いパン生地のピザを一口ほおばるとアメリカに来たなあと感慨がこみ上げてくる。次に口にしたいのが、タコタイムとかタコベルなどのメキシカンジャンク料理で、コーラなどのポップとブリトーセットなどで腹が膨れると、旅の疲れや時差ボケなども、ひとごこちがつくから不思議なものである。コーラやマックなどのジャンク・フードは、食べた人に忘れさせない様にする何か特殊な物質が入っているのか、といつも食べる度に考えてしまう。
昨日の米軍横須賀一般公開に際して、空母”ジョージ・ワシントン”見学も楽しみだったが、基地内で売られているアメリカンフードをトライするのも楽しみの一つ。好物のオレゴン州ケトルチップス社のポテトチップスなどは、明治屋では確か300円以上して日頃食品の日米格差に驚くのだが、基地内では普段手に入らないアメリカンフードがどの位の値段で売られているのかも大いに気になるところ。妻はさっそく目ざとく"GOOBERS"という、日本ではあまりお目にかからないチョコレート菓子を$2.50で見つけてきて歩きながらほうばっている。
私はホットドッグを$2.00でまず試食、塩味の濃いアメリカンソーセージのチープな味に、ドライなアメリカのパンがたまらない。さらに見ていると225グラムのプライムリブセット(スープ、ブラウニーにビールつき)が1500円、日本ではLサイズのピザが1000円から1500円と基地内は正に価格破壊状態。これはおなかが幾つあっても足らないのだが、そうもいかないので指をくわえて通りすぎるのはうらめしい限り。で、基地の中をあれこれ歩き回り、最後に何かお土産を買わねばと仮設テントの売店で見つけたのが、ポーク・スペアーリブ WITH ポーク・ビーンズである。写真の様なビッグサイズの容器一杯の肉は、これぞアメリカBBQというハニー・ロースト味で$8.00(700円)。これは買うしかないと我が家に持ち帰り、ビールと共にそのチープな味を楽しんだのであった。それにしても普段、仕事は円高で苦しめられている昨今、基地の一角だけは円の威力を見せ付けられた複雑な気持ちであった。
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