東京六大学野球ベストナイン
東京六大学野球・秋のリーグ戦も明治大学の優勝という事になった。さて普通は優勝した学校から多数選出されるベストナインだが、今回優勝の明治からは僅か1人しか選ばれず、早・慶から3人づつという珍しい結果になった。その中にあって甲子園常連の野球の強豪校出身者に混じり、慶応の3人が前橋高校、岡崎高校、高志高校といずれも屈指の公立進学校出身者であるのが目を引く。
前橋高校出の小野寺君は小さい頃から注目されていた選手との事で、リーグ戦も下級生の頃から出ていた。平成20年春についで2度目の首位打者は立派の一言。それにも増して私が注目していたのは岡崎高校出の山本君。4年生の秋までほとんど名前を知らなかったし、試合前のノック練習では守備位置のレフトからの返球が肩でも壊しているのか遠投がきかない。体も小柄な山本君だが秋のリーグ戦に抜擢されると、あれよあれよと言う活躍で本塁打を含む3割6分8厘の打撃成績でリーグ3位になったのは驚いた。捕手の長崎君も守備と打撃両面で1試合づつ成長しているのが判ったのだが、こういう公立高校から来た”伸び代”がある選手達の成長を見るのは楽しいものである。
慶応のキャッチといえば、最近10年でも都立三鷹高校出の高安君、仙台二高出の小河君、慶応湘南藤沢出の安藤君と必ずしも野球強豪校出でない叩き上げの様な選手が大活躍しているのが面白い。「練習は不可能を可能にする」と言う慶応義塾体育会のバックバーンを体現した文武両道の選手を応援したり、はたまた推薦入学者そろいの強豪チームに挑む東大を応援したりするのも、東京六大学野球の楽しみである。
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