めじろのサンマ
きのうの日曜日、朝から妻がそわそわしている。「 夕食はサンマの塩焼きがどうしても食べたい 」のだそうである。2005年8月の”にっぽん丸の道東と平泉クルーズ”でとりたてで新鮮な焼きサンマの味を覚えて以来、この季節になると、妻はどうもサンマの銀色の姿が頭にちらちらして仕方ないと言う。
さっそく、二人でサンマを買出しに行く事にしたのだが、なにしろ家のそばのスーパーは町の中の小さな店なので、新鮮なサンマを売っているのか今一つ不安が残る。で、こんな時に利用する、このあたりには珍しく駐車場に余裕のある目白のスーパー、”よしや”にクルマで行ってみたのだった。 お目当ての鮮魚売り場に来ると、”北海道とりたての新鮮サンマ”と大きな表示があり、見るからに生きの良さそうな大ぶりのサンマが一匹100円で並んでいて、傍らで思わず妻がにんまりとしているのが判る。で、さっそくサンマ2匹、スダチやおろし用大根なども買って、目白までガソリン代を使って買出しに来た甲斐があったものだねと、いそいそと帰宅したのであった。
夕方、妻はいそいそとサンマを焼き始める。さんまの塩焼きといえば、白いご飯が定番。先だっての神戸の進水式の際に、おみやげとして貰った新潟県魚沼産の”ミルキークイーン”をふっくら炊いて準備おさおさ怠りない。妻はさかんにグリルを覗き込んでは、サンマの焼き加減のチェックに余念がない様だ。イヤー旨いものに対する女性の執念には毎度の事ながら圧倒される。こうして待つこと10分、ようやく香ばしい魚の匂いと共に、待望のサンマが焼き上がった。
テーブルには、スダチと大根おろし。ビールと共にサンマをほおばると、あぶらが適度に乗った新サンマの旨い事。ものも言わずあっという間に、二人とも一匹づつ食べてしまい、お皿に残ったのは背骨と尻尾だけであったのだ。
うーん、サンマは目白に限る~!
バルクキャリアー 2009-09-08 22:22:08
ぽんぽこりんさん、こんにちは
4年前、根室・花咲港では、にっぽん丸が着いた岸壁で、地元の方々が炭火でサンマを焼き、日本酒を無料で振舞って下さいました。その時の捕りたてサンマの美味しかった事。いや日本人に生まれて良かったと思う瞬間でした。クルーズの料金は、確かに安くはないですが、いつも新しい発見や喜びがありますよね。
ぽんぽこりん 2009-09-08 20:24:11
秋刀魚 う~ん、さんま いやいや サンマ
どう書くのが一番美味しそうに感じられますかね~
今の時期のさんま、白いご飯と大根おろしだけで、それはもう最高のお料理です。
日本に住んでいて良かった!!と思えたりもします!
いや~ ごちそうさまでした。
« ローエングリンと大根味噌汁 | トップページ | どけちの手下 »
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 神田神保町の老舗ビヤホール「ランチョン」(2023.04.23)
- 烏森の焼鳥「ほさか」とニイハオ・トイレ(2021.02.11)
- 銀座 LA BETTOLA(ラ・ベットラ)の夜(2020.09.07)
- 米国産マツタケ(2019.11.23)
- 町の中華料理屋3(2019.06.23)
コメント