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2009年9月10日 (木)

所信表明

民主党は、安全保障や郵政見直しで社民党や国民新党の主張を採り入れすぎてしまい、私は、この政権が始まる前からどうも失望の念を深く抱いてしまう。こんな事なら海江田氏に一票など入れなければ良かったかな、などと思うものの、我々が選んだ政権だからしばらく見守っていくしかないか、と云うのが今の心境である。国民は社民党に代表されるイデオロギーの変化など望んでいないと思うのだが・・・・・。こんな新政府の決意は、臨時国会の所信表明演説で行なわれるが、これまで自民党の歴代総理大臣の所信表明演説を、新鮮味や華がないなどと批判してきた鳩山氏であるから、さぞかし立派な所信表明が聞けるものと期待したい。

今日はオバマ大統領が、医療保険改革で就任後最大の危機にあっている。そんな時、真っ先に思いついたのは、今年始めに行なわれたオバマ大統領の就任演説である。理想と現実がどう変質して行くか、日米両国の今後の展開を注視したいのだが、その手がかりとしてオバマ演説を聴きたくなってきた。もちろんネットで彼の演説をただ聞いただけでは、私の聞き取り能力では充分理解できない様なのでスクリプトも読みながらである。 

ネットでやっとオバマ就任演説のサイトを見つけ、10分ほどのそれを聞いたのだが、演説は大統領のリーダーたる心意気を発露し、国民を鼓舞する内容である事がわかる。建国の苦悩や理想から説き起こし、最近の金融危機の経緯や国民の過剰消費を戒めつつ、60年前、彼の父が食堂で白人と一緒に食事もできなかったものが、いま息子が大統領になっていると云うアメリカの強さ・多様さを確認し、もう一度未来を作ろうとスピーチは続く。ポイント・ポイントでは演説の声にもひときわ力が入り、さすがスピーチなれしていると感心すると共に、日本の新首相もこの位のリーダーシップを発揮した所信表明演説をしてもらいと感じてくる。

まあ国の成り立ちが日米では違うのだが、これまで散々自民党をこきおろして来た民主党から出た総理だ。さかんにアジテートしていた自民党のスピーチに対抗して「華のある」リーダーシップは発揮した、こんな所信表明演説くらいしてほしいものだ。

”日本人の祖先は、平和を求めてこの列島に移り住んで来た。二度の大陸の侵略(元寇)では勇敢にも中国からの侵略者を打ち破り、日本が徳川幕府によって統一された後には、鎖国によって欧米の植民地主義に巻き込まれずに平和国家を追求し、アジア諸国が欧米の植民地になる中、唯一、貨幣経済・市場経済を発展させ国内の資本蓄積、文化・教育向上を計った。明治以降こういう基盤があったから、近代化にいち早く成功したのは日本人の英知である。一時不幸な戦争という時代はあったが、戦後日米同盟を基軸に平和国家としてここまで発展してきた。中国にGDPで抜かれるのは残念であるが、わが国の過去の素晴らしい歴史をもう一度振り返り、新しいビジョンと、経済だけではない新しい価値観に基づく国家を共につくろう。その変革には、かなりの犠牲を国民にお願いしなければならない。政治家と官は誰よりも率先して痛みを負うから、国民も勇気をもって、厳しい時代を迎えてほしい。これは次の国家100年の大計のためだ。60年前、食うや食わずであった日本が、こんな飽食の時代を迎えられるも我らの先輩の勇気と実行力による。今日でなく明日の為にたちあがろう”

こんな所信表明があったら、ちょっぴり民主党新政権に失望している私などは、「ようしやってやろう」などと思うのだが、鳩山氏はこんな所信演説はしねーだろうな。

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