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2009年8月25日 (火)

スポーツ英語

先日の関西オープンの初日、注目の石川遼がティーショットをOBゾーン近辺に打ち込んだ処、ギャラリーの「セーフだ」の声に競技役員も良く確認しないまま「セーフ」の判定した処、後で球は0Bにあった事が判り物議をかもしたケースがあった。この騒ぎを報道で見ているうち、かつてアメリカ人とプレー中に、OBか否かの判定を巡って私が「球はセーフだった」と言った処、その米人がいきなりげらげら笑い出した事を思い出した。彼は「日本ではOBかどうか判定する時にセーフという表現をするのか」とさも可笑しそうにアメリカ人独特の”ひゃひゃっひゃ”と云う笑い声ではしゃいだ挙句、以後彼のショットが少しでも脇にそれると「セーフ・セーフ」と言って喜んでいた。

その時から、どうもOBのエリアに入ったかどうかの時の「セーフ」と言う言い回しは和製英語ではないか、と気になっていたが最近はアメリカ人とゴルフをする機会もなくなってそんな事は忘却の彼方だった。今回、石川選手の件でこの事をふと思い出し、日本のルールの解説書を色々見ると、あちこちに「OBがセーフか否か」などと言う表現がある。一方アメリカのゴルフルールを解説したサイトには少なくとも「アウト・オブ・バウンズ」に関して”セーフ”云々の表現はない様である。いつかアメリカ人とプレーする機会があったら、今度は”セーフ”と言う用語をOBに関して使うか聞いてみようと思う。

さて事ほど左様に、スポーツに関してはそれらしい和製英語が大賑わいである。ゴルフのパットの”OKボール”は、まず世界中で通じない。”Gimmie"である。日本に欧米起源のスポーツが入ってほぼ100年がたつ。この間わが国独自の習慣や用語が定着してしまったのを、今一度見直しても良いのではないか、と私は感じている。

もう15年以上前、アメリカに駐在していた頃、中央大学の野球部が遠征して来て、地元の大学と試合をしたのを観戦した事がある。日本の野球では攻撃側も2死になると、大抵ピッチャーが次イニングに備えてベンチ前で肩慣らしのキャッチボールを始めるが、アメリカにはそんな習慣はない。主審に「そこでキャッチボールをするな」と注意され中央大の選手が驚いていた光景を思い出す。デッドボール(ヒット・バイ・ピッチ)やフォアーボール(ウォーク)も良く出来た和製英語だが、エンタイトルド・ツーべース(グラウンド・ルール・ダブル)などなんと素晴らしい感性の造語かと驚き、きっと「OBセーフ」の様にアメリカ人に聞かせたら受けるのでないかとも思う。

ただ、せっかくこれだけ人が交流し共にプレーヤーとして交わったり、ビール片手に仲良く観戦する機会も増えている昨今である。共通のスポーツ用語や慣習を知っていたら、よりプレーや会話もスムースに楽しくなるのではないだろうか。本当は何と呼ぶプレーなのか、目の前の競技の状況を横文字では何と表現したら良いか、今一度スポーツ英語・米語を見直して見ると国際交流ももっと楽しいかもしれない。

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