マニフェスト・マッチ
選挙の前日まで、だれに投票してよいか候補者名が決まらなかった私に妻が「 こんなサイトがあるみたいよ 」と教えてくれたのが、YAHOOみんなの政治の"マニフェストマッチ"。これは各政党のマニフェストを、党名を隠して 1.子育て・教育 2.年金 3.地方分権 4.政治・行政改革 5.安全保証 6.農業の6項目に分け、項目毎にランダムに掲載し、どの政党が出したかわからぬままに、それぞれの項目で自分が一番共鳴できるマニフェストを選ぶクイズである。
例えば1の子育て・教育の画面では、A~Jまで10種類の各党のマニフェストが無記名で並んでいて、自分が一番だと思うものをクリックして選択すると、次に2.の年金の画面に進み、同じ様に10種類の年金問題マニフェストが出てきているので、その中の一つをクリックしていくのである。で、自分が共鳴した各項目ごとのマニフェストは、一体どの政党のものだったかが、最後に一覧表となって表れる仕組みになっている。クイズの途中では、各項目毎にずらり並んだマニフェストが一体どの政党のものかは判らないから、先入観なく自分の感覚で選ぶと、自分の考えがどの政党に一番近かったかを最後に検証できる事になる。
さて妻と二人、それぞれマニフェストマッチを試みて、最後の画面をクリックすると、私は6項目の中、自民党のマニフェスト1、民主が2、みんなの党2、改革クラブ1だった事が判明、妻はみんなの党が2つ、民主が1、改革クラブ3となって、どうやら我が家の床屋談義は、"改革クラブ”か”みんなの党”のマニフェストに接近している事がわかったのである。
という事で、選挙区は民主党の海江田万里氏に投票する一方、比例代表の"改革クラブ”は東京では候補がいないので、”みんなの党”にしようと言う事になり、新聞で比例区東京の”みんなの党”の候補者が柿沢未途氏である事を知って、あわてて柿沢氏の経歴などをチェックしたのだった。それにしても昨日の投票所の小学校は、これまでのどの選挙でも見た事のないほど多くの人で列が出来ていてびっくり。今回の選挙に対する関心の高さが実感できた。幸い私たちが投じた票は、死に票にならず当選に結びついたわけだが、これから国政の場でこれらの人がどういう活動をするのか良く見ていきたいものである。
バルクキャリアー 2009-09-01 20:39:48
まろんの父さん
今回は自民長期政権の自滅、ここらで交代が必要なのでしょう。
これから民主党が、政権政党としてどう既得権を持つ人達と戦って行くのか、折り合いをつけていくのか、一票を投じた者として見守るのが我々の責務ですね。
まろんの父 2009-09-01 00:51:52
党首の発言を見ていて、やはり鳩山氏の内容が今の日本の政治にかかわる問題の原因を見極めているように思え、それに対して一票を投じてきました。マニフェストの内容には実現できるか否か不透明なものがあるとはいえ、これまでのように信念を持った政治家であってもらいたいものだと思います。一方で日本の国力は、過去長きに渡るODAや海外協力、自衛隊派遣などで財政が厳しくなったり、技術面での競争が激化したりで、世界的に見て嘆かわしい状態にあるように思え、この際しばらくは国際舞台ではヘッドダウンして、内面の充実を図る時期なのではないかと感じたりもします。それにしても過去わずかな期間で、この国は良きにつけ悪しきにつけずいぶん大きく変化したものですね。
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