JR四国消滅
1000円高速道路のあおりを喰って長距離フェリーが苦境に陥り、九州や北海道からはフェリー支援の計画が立てられていると云う。選挙目当て政党の人気取りの為に、こんな無謀な施策が恒久化してしまえば、数年後には長距離フェリーや本州や四国・九州を結ぶ生活航路フェリーも絶えてしまうだろう。いやそれだけではない、クルマに乗客をとられてすでにJR各社が減益となっており、数年後にはJR四国やJR九州、北海道は経営が成り立たなくなると云う危惧の声が挙がっている。
最近、休みの日に高速道路を走れば、レンタカーが大幅に増え渋滞が増した事に気付くが、もともとクルマ移動派でない人達が、今回の値下げにより高速道路を利用している様に感じる。モーダルシフトとか環境に易しい移動手段とか、エコの観点は一体どこに行ったのであろうか。さらに高速道路各会社がこの値下げで赤字になったら、税金など国民の金で補填すると云われている。
先般、北海道をドライブ旅行した際に感じたが、北海道では従来の国道を利用してもさして到達時間が変わらない高速道路が多い。さらに一部は利用促進の為か、なんと高速道路無料区間まである。人気取りの高速道路無料化の前に、地方の高速道路整備計画を見なおし、都市の利用料を地方に廻す現在のやり方を改めて、都市近郊の高速利用料を下げる事が道路行政では優先事項ではないのか? お盆休暇を前に、昨年にも増して渋滞が予想される道路情報を聞くにつけ、この愚策にあきれると同時に、日本全体の交通プランを政党はどう考えているのかと聞きたい。 このままではフェリーと地方のJRは数年後無くなってしまうだろう。
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