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2009年7月30日 (木)

からす

都心のビルにある事務所の窓ガラスを、こつこつ叩く音がする。何だろうと思って外を見るとカラスが一羽ガラス越しにこちらを見ている。窓ガラスに近寄ると逃げるでなく、こちらを見つめて相変わらず時折こつこつガラスをたたいては「かあー」と鳴く。不思議に思って観察していると体は大きいものの羽もまだ若々しく、どうやらまだ大人にはなっていないカラスが、母鳥とはぐれてしまったらしい。

どうも「寂しくてしょうがないからこのガラスを開けて中へ入れておくれよ」とさかんに訴えている様にみえる。しかし野生のカラスなどを入れても困るから、ほっておいて隣の部屋に移動すると、カラスも小さな窓枠を伝って隣のガラスの向こうを追いかけてくる。お腹がすいてるのかと考え、ピーナッツを窓の外においた処、くちばしに中に入れてみるのだが、まだ硬いピーナッツは食べられないらしく口から出してしまう。

かれこれ10分ほど、うろうろ窓ガラスの前を行ったり来たり、中を覗いてはこつこつガラスを叩いたりしていたが、仲間のカラスの鳴き声がすると急にそわそわし始めた。どうやら母親が、このはぐれた子供を見つけてらしい。一羽の大きなカラスが近くに飛んできたら、意を決したようにそのカラスも一緒に飛び立ってどこかへ行ってしまった。

カラスと言えばゴミをあさる害鳥の様におぞましく感じるものだが、都心の真ん中でカラスのこんな生態を見て、ほっと心が和んだ一時であった。

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