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2009年7月17日 (金)

北海道ドライブ雑感

20090717
早めの夏休みと云う事で往復フェリーで愛車を運び、北海道をドライブ旅行してきた。ドライブ距離1430キロ、平均時速53キロ、燃費は12.0キロで日頃東京の渋滞に中に巻き込まれているクルマも、快適なドライブでバッテリーなどの機器も息を吹き返した感がする。往路・大洗からのフェリーを下船した苫小牧で、ガソリンを補給しようとすると、スタンドの店員が「スピードには気をつけて下さいね、本州からドライブに来た方が随分捕まっていますから」といきなり注意をしてくれる。北海道では道路事情が良いのでついついスピードを出し過ぎてしまい、警察に捕まったという話をかねてから聞いていたので、気を引き締めつつ、他車がどんな速度で走っているのか、交通の流れを体感しようとしばらくは注意深く運転したのだった。

さて初日、数時間経って交通事情にも慣れてくると、高速道路を必要としないほど交通量の少ない快適な道路に、運転も楽しくなってくる。広い道と雄大な景色に、どこか外国で運転している感覚になるのである。ちょど左側通行のイギリスかニュージーランドの田舎をドライブしている様な気分か。一般道のスピード制限は60キロだが、どうやら地元のナンバーは80キロプラスアルファー位で走っている様だ。ただ、どこでねずみ取りをしているかまったく知識がないので、車列の先頭に立った場合は路肩に車を止め、地元ナンバーの車を先に行かせ、その後を走る様にする。単独で走る場合は制限プラス10キロである70キロを目処に走っていたが、途中一箇所、道端の生垣に隠れて、ネズミ捕りを実施しているのを見た。

ただ感心しない道産子ドライブマナーもちらほら。国道も集落に入ると40キロ~50キロにスピードが制限されるが、地元の車もあまりスピードを落とさない。先進諸国でのカントリードライブでは、集落のない所では100キロ以上でカッ飛んでも、人家や学校がある場所ではピタと制限速度にスピードを落とすものである。それから雨の時も昼間あまりヘッドライトをつけないのはどうも感心できない。東京などでは最近、外国に倣って昼間でもヘッドライトをつける習慣が徐々に普及してきたが、田舎ではまだまだの様だ。

また右折車の距離感がやたら近くて、目の前で右折をされた事が数度あり、そのたびに肝を冷やしたものである。右折車がセンターライン際にクルマを寄せて対向車を待ったりせず、どうどうと車線を独占して後続車を待たせたまま、対向車線が途切れるのを待っているのも頂けない。道が広く車も少ないので右折が簡単な為だろうが、もう少し周囲の車に気を遣ったら如何、と言いたくなるのは都会人の習性だろうか。そういえば高速道路で追い越し車線を右(センターライン寄り)の方向指示器を出し続けながら、「先に行くので道を譲れ」と云う意志表示をする地元車が数台いたが、東名高速道路などではこの様な不躾なマナーをするトラックは、ここ10年ほど少なくなっただけに、普通のクルマがこんな悪いマナーをするのかと驚いた場面もあった。

これ以外は誠に快適であったが、まあ土地・土地による文化人類学的な運転方法の考察などを楽しみつつ、車内で地元ドライバーのマナーに悪態をつくのもカントリー・ドライブの醍醐味か。そんなこんなであったが、苫小牧・十勝川温泉・阿寒湖・摩周湖・川湯・網走・層雲峡・旭川・札幌・小樽と5日間で廻って、渋滞もなく大変楽しいドライブであった。いやクルマというのは、ゴーストップや渋滞がなければ、こんなに快適な移動手段かと再認識、次回はもっと人口の少ない稚内など道北に是非行ってみたいものだと思いつつ、小樽から帰りのフェリーに乗船したのだった。

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