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2009年7月 1日 (水)

出物腫物、所かまわず

JALの副操縦士がホノルルで立ち小便の現行犯でつかまり、2晩警察に拘束されたためフライトが欠航したという。このパイロットはビールなどをかなり飲んで、散歩中に急に尿意を催し我慢できなくなった為、立ちションをした処を州法違反で捕まったとの事。欠航した便の搭乗客は怒り心頭だろうが、問題のパイロットには誠にお気の毒と同情を覚えてしまう。飲酒運転で拘留されても、事故などを起こしていなければアメリカでは普通1晩のブタ箱行きで済むのに、何か手違い・行き違いでもあったのだろうか。

そういえば、海外出張などで時差ぼけの時、飛行機に乗ってちょっとアルコールを飲んだだけで、やけにトイレが近くて困る事がある。そんな時に限って席はエコノミーの窓際だったりするので、通路側の席の人を煩わせるのに気を遣う。「すみません」とトイレに行こうとすると、通路側の客が「さっき行ったばかりだろう」と心の中で思っているに違いないなど気を遣っていると、何故だか尿意をより強く感じたりするものだ。ことほどビールを飲んだ後の利尿効果は、効果バツグンである。

大学時代、山中湖で合宿をし、打ち上げの開放感でビールをしこたま飲んで、帰路の新宿行きのバスに仲間と乗った事があった。血気盛んな頃である、其の日はもう練習もない、という開放感で皆で相当飲んだのだろう。バスが山中湖を発車すると、次の河口湖のインターにつく前に一人が 「運転手さん、次のインターの手前のトイレでちょっと止って」。しばらく走るとまた他のものが、「運転手さん、我慢できない、次のレストエリアで止って」と切羽つまって言うありさま。皆それぞれ尿意のインターバルが違う為、新宿まで何回臨時停車した事か。トイレにつぎつぎ駆け込む学ラン姿の学生を、バスの車窓から他の乗客が呆れて眺めていたであろう、今考えても恥ずかしい。

やはり大学時代、単線でトイレもついていない大糸線の電車に松本から乗った事があるが、松本駅で缶ビールを飲んだのが拙かった。松本・北松本・島内と各駅に停車している内、先ほどのビールの利尿作用が急速に効いてきた。4両編成くらいの車内にはトイレがない事が乗ってから判ったのだが、後の祭り、もうどうにもならない。目的地の信濃大町までまだ1時間もあるし、途中下車してトイレに駆け込もうにも1時間に1本程度しか電車が走らないローカル線である。一旦降りるとその後のスケジュールが大きく狂ってしまうので、心の中でウンウン唸りつつトイレを我慢したのだった。しかし松本から行程の約半分、”穂高”と云う駅で、同行の友人に「 いかん、トイレ 」と告げて一緒に降りてもらって駅のトイレに駆け込んだのだった。田舎の古いトイレで用を足しながら観た北アルプスの山並みは、それはそれは雄大で40年近く経過した今でも印象に残っているのである。

そんな失敗があるのでJALの副操縦士の件は、同情に堪えない。ビールを飲んだ後の尿意は「 出物腫物、所かまわずず」ってやつである。

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