これぞ日本のハンバーグ
京橋でハンバーグステーキを食べるなら明治屋地下の「モルチェ」、日本橋だったら「たいめいけん」と大体決めている。ハンバーグは、もともとはドイツで硬い肉をミンチにして丸や四角に成型した庶民的な料理だそうで、現在はハンバーガーなどとして世界中で食べられている通りである。しかしデミグラスソースがかかり、付け合せの野菜が同じ皿に載った、いわゆる”洋食”のハンバーグステーキはわが国だけのメニューではないだろうか。
と云うわけで、これが老舗たいめいけんのハンバーグステーキである。このお店は2階が接待などにも使えるテーブルクロスが敷かれるやや高級なレストランであるが、1階は庶民的な洋食屋さんそのもので、いつも順番待ちの人で混んでいる。列を作るのが嫌いな私は、昼でも夕方でもちょっとピークの時間を避けて行く様にしている。
まず名物のコールスローを生ビールを飲みながら楽しみつつ、調理場の活気を見ていると、ほどなくハンバーグステーキが焼きあがってくる。このハンバーグと目玉焼きのコンビネーション、白・緑・赤の温野菜の付け合せの絶妙さが堪らない。
ベテランのウェイター・ウエイトレスに手際よく給仕され、お腹が一杯になると「これぞ日本の洋食屋!」と掛け声の一つも掛けたくなってくる
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