魚串・その後
先週末、近所の商店街に買い物に行った際、新規開店する魚串屋さんの ”ししゃも1000尾・無料配布”と言う宣伝に、妻が引き付けられ「ししゃも」の列に並んだのは先にアップしたとおり。
さてすっかり「ししゃも」の罠にはまった妻は、「 仕事が早く終わる日に、あのお店をトライしてみようよ 」と正にお店の思う壺状態である。で、先週水曜日は仕事も一段落との事で、会社の帰りに「魚串」の店に夫婦二人で行ってみたのだった。
なにせ初めての魚串だ。一体何をどう注文したら良いのかわからないので、まずはお店の”おすすめ”の「味噌煮込み」なるおでん風の練り物を頼んでしまうと、妻の目が点になって「串屋でなんでいきなり煮込みなの?」と突っ込まれる。「まあ、良いじゃないか 」と、先週列に並びながらしっかり2名分ゲットした「最初の一杯は無料」クーポンで生ビールと共に流し込む。そして当店定番の魚串10本コースを注文すると、ほどなく香ばしい匂いと共に魚が焼きあがってきた。串焼きの魚は、種類によって一夜干しだったり、みそ漬けだったりと素材にそれぞれ工夫が凝らしてあり、それなりに味の変化が楽しめて良い。最近はいろいろな料理屋ができるものだと、そのアイデアに感心してしまう。
ただビール・ワインを飲みながら「魚串」をちびちび食べていると、一体どの位食べたのか、お値段はいくら位になったのか見当もつかなくなってきた。お腹はそろそろ一杯なのか、まだ何か食べたりないのか、初めての料理なので加減がわからないのである。知らない寿司屋に入ってあれこれ食べ、勘定と言う段になってしばしば「え、こんなに食べたか」とびっくりする事があるが、ここの串も魚とあって素は同じもの、すし屋のショックが一瞬フラッシュバックするのは、我ながら気が小さいものである。おそるおそる勘定を定員に頼むと、なんだ、飲んで食べて一人4000円も行かなかった。で「 この位だったら、もっと沢山頼めばよかった。じゃあ仕上げにラーメンでも食べに行くか 」と急に気が大きくなって、嫌がる妻をラーメンに誘ったのであった。
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