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2009年5月30日 (土)

ホンダ・シビック・ハイブリッドエンジン

恒例の”しまなみ街道”沿いの出張で、広島空港で今回借りた車は、ホンダ・シビックのハイブリッド・カー。出張の際は、毎回同じ様なクルマを借りるのも退屈なので、あまり高価にならない範囲でいろんな車種を試してみたい。前回はスバルの水平対向エンジンを味わったので、今回はハイブリッドカーである。予約の時点では「 トヨタのプリウスをご用意します」というレンタカー屋であったが、空港の駐車場で我々を待っていたのは、「プリウス同等」のシビック・ハイブリット車。ちょっとがっかりしたのだったが、ホンダのハイブリッドエンジンを試すのも悪くないかと思い直し、シビックを借り出したのであった。

さて空港の駐車場を出て、感触を確かめながら少し走りつつ、ふとメーターを見るとなんと普通の道でいつの間にか80キロを越えていて、慌ててブレーキを踏む。このクルマはエンジンの震動や騒音がほとんど五感に伝わって来ないので、いつの間にかスピードが出てしまうのだと肝に銘じたのだった。

しまなみ街道を運転をしながらこのエンジンの仕組みを推測するが、メーターの各ゲージが従来のクルマにはないものがあって興味深い。どうやらこのホンダのハイブリッドエンジンは、巡航時やブレーキをかけた時、特にブレーキ制動中に、モーターが発電機の役割をしてバッテリーにチャージし、そのバッテリー電力で、坂道や発進・高速での加速など力が必要な時にモーターを駆動してエンジンを補助しているらしい。70キロ制限のしまなみ街道を巡航していると、上り坂や追い越し時などに、微かなエンジン音の他に「ウイーン」と唸るモーターの音を感じる。クルマと言うより遊園地の電気自動車が速く走っている様な、不思議なドライブフィールだ。そういえば写真のメーターパネルも何だかテレビゲームっぽい。

ちょっと戸惑うのはブレーキの感覚。電車の電力回生ブレーキと同じ様に、高速からブレーキを踏むと通常のブレーキ+モーターが発電機となってその抵抗でブレーキ力を得ているらしいのだが、低速(10キロくらいか)からは電力は回生されず従来のブレーキの力だけになる。電車でも低速になって回生が失効した時点でややショックがある様に、このクルマは減速途中、普通のブレーキだけになる瞬間に、ややギッコンバッタンしてリニアーなブレーキ操作を行うのにコツが要る。同乗の同僚は「 最近ブレーキのかけ方が下手になった?」などと聞いてくるので「 私のせいじゃないよ、クルマのくせだよ 」と些かむっとする。

でも100キロ走って、返却前に入れたガソリンはたった4リットル。町中もある程度走り、エアコンを作動させた上でリッター25キロも走るのは驚異である。ドライブする距離が長いとガソリン代の面では相当有利になるだろう、と感心したのだった。
20090530

バルクキャリアー 2009-05-30 23:40:02
ぽんぽこりんさん、

訪問ありがとうございます。

2代目プリウスにご乗車ですか。かつてアメリカでホンダ車などに乗っている人を見ると、ヤッピーみたいでクールと感じたものです。今、日本でもプリウスに乗っていると何か格好良いですよね。

次回のレンタカーはプリウスと指名したいと思っています。


ぽんぽこりん 2009-05-30 23:19:22
こんばんは

ハイブリッド車のブレーキフィーリングには独特なものがありますね。
我家はプリウスですが、初代は今回のようなフィーリングがあったようですが、
2代目は改善されていてとても素直なフィーリングです。
ハイブリッドシステム自体がH社とT社では大きく異なります。
細かな点まで考えられているT社に軍配といったところでしょう。
これは今年デビューした両社の車にも当てはまっているようですよ~。
ガソリン代があまりかからずに、我家には大助かりです(笑)

でも、浮いたガソリン代ではクルーズ代はたまりませんが~

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