日体大・関東インカレ2部降格
日体大陸上部合宿所で学生が大麻を栽培、吸引、さらに家宅捜索した際に偽札が見つかった不祥事で、関東学連は同陸上部の3ヶ月間の活動停止、箱根駅伝のシード権剥奪などの厳しい処分を下したが、これに大学側が反発、学連に処分の緩和を求めた「質問状」を提出、すったもんだの挙句、この度日体大側が学連の処分を受け入れた。
個人や部内の特定のグループの不祥事に対し部全体で責任を負わねばならないのか、連帯責任の是否については、甲子園出場校の事件が明るみに出た際なども常に議論になる。最近では関東学院のラグビー部の大麻事件では6ヶ月の活動停止、日大のラグビー部やサッカー部の定期券キセル事件でもシーズンを棒に振る厳しい処分だった事例などをみると今回の処分もやむなし、大麻など反社会的行為に対し断固厳しい処分を課し、薬物の汚染を排除する厳しい姿勢を学連が示したと云える。最近は若い人達の間で、あまり罪の意識なく、大麻などのドラッグを栽培したり吸引したりする風潮が我々の予想以上に広まっているのだろうか、一罰百戒の意味もあろう。
それにしても日体大は、この処分で5月の関東学生陸上競技選手権(インカレ)で自動的に2部降格が決まった。1部16校の下位2校と2部上位2校が毎年自動入れ替わるのだが、今年は日体大含め3校が落ちるのか、日体大が降格2校の1つになり他の1校だけが2部落ちするのか。インカレでは1部の上位に毎年入る日体大の去就によって、我が後輩の戦い方も変ってくる。毎年この時期になると、我が後輩が2部落ちをしやしないかとひやひやしている私には、今年の関東インカレの行方が気にかかる。
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