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2009年1月20日 (火)

1000円床屋

朝のTVで、群馬県が洗髪の設備のない理容店(床屋)に行政の規制をかけようかどうか、議論になっていると言うニュースを見た。どうも地域の理容組合に所属する昔からの床屋さん達が、最近はやりの1000円カット時間10分という床屋さんを規制してくれと、行政に働きかけているらしい。私も時々この1000円床屋を利用するのだが、大体が駅前などの便利な場所にあっって、ちよっと時間があいた時などに入れて便利だ。この床屋はシェービングをしてくれないのは勿論であるが、洗面台もないので洗髪はなく、刈った髪は掃除機の様な店に備え付けのパイプで吸い込んでくれる。

ニュースによると規制を働きかけている側は「洗面台で洗髪しないのは、不潔である」と言う理由で、洗面台なき床屋を規制する様にクレームをつけている様だが、利用者からすれば、鋏などは消毒してあるし、別に髪を洗わなくても、刈った髪はそのまま機械が吸い込んでくれるので格段不潔とも思わない。群馬県の調査でも、洗面台を床屋に設置する事を行政が決める必要はなく、消費者の判断に任せる方が良い、という人の割合の方が圧倒的に多いと報道していたが、これも当然の結果であろう。

私は、髭を当たって貰いたくなったり、うなじや首筋のうぶ毛が伸びてきたかな、と思うと旧来の床屋に行くのだが、このように消費者が自らの選考を活かせる事、その為の最低の衛生面さえ行政が監視してもらっていたら充分なのではないだろうか。例えば東京で、理容組合などというものに加盟している古くからの理容店は料金が最低でも3800円位しているがのだが、すでに都心でも洗髪・髭そりをして2000円ちょっとと言う店も多い。理容組合などと言うもののレーゾンデートルはどこにあるのだろうか?

仮にこの1000円床屋が規制の網をかけられて、洗面台を設ける様になっれも、今の全国展開の事業規模なら洗髪込みでも1500円位の料金にはおさまるであろう。3000円も4000円もする理容組合の既存加盟店は、これらカット専門の床屋に洗面台が付いてしまえば、却って現在ある棲み分けも崩れて、一挙に事業基盤を失うのではないだろうか。

革新的な新規業者が現れると、既存の業者からは死活問題だと「お上」に働きかけがあるのが世の常。明治時代に鉄道が敷かれる時、馬車や人力車の組合が反対して町から遠くに線路が通った事もあった。しかし流れに棹させば、結局自らの首をしめる結果になるの物の道理で、規制に守られた農業の今がどうなのかは一目瞭然。群馬県の理容組合は時代錯誤の主張をしていないで、競争力をつける付帯サービスのために規制緩和を求める事を模索した方が良いのではないだろうか。例えば「手もみん」などのマッサージに店の一画を貸したり、漫画喫茶を兼業して子供に楽しんで床屋に来て貰うなど考えられるのだが・・・・。

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