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2008年12月16日 (火)

帝都東京・隠された地下網の秘密

C_3

今日は渋谷に所要があったが、新規開業の地下鉄・副都心線を試し乗りして、少々遠回りをして帰ってきた。各駅が白を基調にした清潔なデザインに統一され、何か未来都市にいる様な感じである。数年もすると副都心線は東横線とも乗り入れて、東武東上線や西武池袋線から、”みなとみらい”などに行ける様になると言うから隔世の感あり。

走っている電車から、きょうきょろとトンネルの様子を眺めると、どこもコンクリートを新しく打ったシールド工法の場所だらけだ。さすがここは、「ほんもの」の新線である事を実感する。

さてたまたま「帝都東京・隠された地下網の秘密」(秋庭俊・著)と言う新潮文庫を読んでいるのだが、それによると東京の地下の要所は、実は戦前に相当の長さの地下鉄用の線路や、公開されていない地下街が造られていて、それらがひっそり隠されたままになっているらしい。昭和30年代に開業した地下鉄・丸の内線の線路などは、ほとんどの部分が戦前の地下工事や地下通路の跡を利用して開業したとある。

地下鉄・千代田線の国会議事堂前や、半蔵門線の永田町駅が地下深く設置されているのは、有事の際の要人用のシェルターに使われる為である、という説はまことしやかに流布されているが、この本によると、どうもこれらの駅の例はほんの一部であって、東京には我々が想像しているより遥かに巨大な 「秘密の地下通路・地下街」 が存在しているとある。改めて考えると、毎日生活している東京であるが、確かに地下鉄の職員用通路などから先についての建築物の情報は、まったく一般に遮断されている事に気づく。

そう言えば、グーグルマップもどんな地図も 「地下街の先」 や 「地下鉄の駅の扉の向こう」 を表したものはない事に、今更ながら驚きを感じる。 あの先に、とんでもない地下の通路や有事の際のシェルターが隠されているのかもしれない。(SFならそこで大変な実験が行われていたりして・・・・・)。この本の筆者は都内の地下鉄を毎日の様に何往復も乗って、戦後開通した地下鉄のトンネルの中に、戦前の仕様と何ら異ならない箇所が多い事に気づいたと著している。それにしてもこの本にある程の地下秘密が本当に都内に存在するなら、こ時勢である、情報公開やらタレコミやらで、国民は何らかの事は知らされるだろう、とも思うのであるがどうだろう。

まあ東京の地理には、我々の知らないこんな世界があったのか、と興味が湧くと共に、これから地下鉄に乗っても、一番前か後ろの運転席(車掌席)から良~く外を見なければと心したのである。地下鉄に乗ると景色が同じなので、あまり見るものがないと思っていたが、これからは新たな視点で構造物を見れそうである。

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