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2008年12月20日 (土)

大正の味ビール

初めてビールを飲んだのは、小学生の頃だったろうか。父の酒席にたまたま連れられて行って、「試しにのんでみるか」 と言われて飲んだのだった。初めて飲むビールは何とも苦い味がしたのだが、そこは背伸びして「うん、おいしい」などと大人ぶってみせたのがついこの前の気がする。中学・高校の頃のアルバムを見ると、缶ビールを片手に、にっこりなんてショットがあったりで、何というクソガキだったかと今更ながら思う。

その頃のビールは、とにかくホップの味なのか苦味が利いていて、舌の奥の方で苦味に「ウッ」となりながらも、大人になった気分もして、その2つの狭間で”えもい得ぬ陶酔感”を味わったものだった。その後、1987年頃だったろうか、ドライビールが発売され、苦味より喉越しが優先されて昨今に至っているのであろう。

さてドライビールもそれはそれで美味なのだが、私は時々あのせつなくほろ苦い昔のビールの味が懐かしくなってくる。無理して口に含んだあの味、あの感触を再現してみたいのである。と思っていた処、昨日はスーパーで「ピルスナービアー・大正のラガー」が棚に陳列されていたので、迷わず手に取ったのだった。

で、いそいそと楽しみに家に帰って、早速一口飲んでみたところ、どうもあの苦味が感じられない、舌の奥にエグさが来ない、「少し違うかな?」と思ったのだった。あの苦味やエグさは子供だから感じたものなのか、それとも「大正のラガー」と銘打っても現代風にアレンジされているか、缶ビール一本では今ひとつ定かにならない。

こうなれば次に「明治のラガー」を飲んでみて、あの苦味を追求するしかないな、と心に刻んだのであった。
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