続編・もう一つの書きたいこと
一昨日、球場で落とした私の小銭入れが拾得され届けられていた事で「日本は何と素晴らしい国だ!」と書いたばかりだが、今日その話を仕事仲間に話すと彼は「俺も数年前に財布をアメリカの球場で落としたけど出てきたよ」と言う。シアトルの南にタコマと言う古くからある港町があり、そこにタコマ・レニアーズという3Aのチームがあってその球場に野球観戦に行った時の事だそうだ。
私もアメリカの球場は、全米各地、随分観戦に訪れたものである。メジャー・リーグだけでなく3Aや1A級のマイナーリーグ球場も幾つか行った事がある。メジャー・マイナーを問わず、どこでも7回の地元チーム攻撃時にはセブンス・イニング・ストレッチ"Take Me Out To The Ball Game"のメロディが流れ、観客席ではピーナッツ売りが忙しく動きまわる。売り子がアクロバティックにピーナッツ袋を放り投げると周囲の観客がどっと沸くのは、全米どこでも見られる光景だ。
食べ終わったピーナッツの皮は、座席の下にそのまま食い散らかしていくのがベースボール観戦ボール・パークのお約束である。試合も後半になると座席下にはピーナッツの皮と、ビールのカップ、ナチョなどの食べ残しが散乱し汚い事おびただしいが、それも又ベースボール文化の一部。
さて彼は、帰り際、落とした財布がそのピーナッツの皮のごみの山に隠れてしまい気が付かなかったそうだが、届けておいたら後で掃除の際に発見されたらしい。タコマというと古くから日本人の移民が多かった町だが、最近は他のアジア系の住民も増えて、町の治安はあまり良くない所だ。そんな町でも財布が戻って来た話を聞くと 「古き良きアメリカ」 がまだまだ健在なのだ、と改めて驚いたのだった。
さて、肝心の私の小銭入れだが、神宮球場に取りに行くかたがた、今日も昼間の第2試合の慶應高校 対 北海道代表・鵡川高校の試合を観戦。ただ第1試合が延長にもつれこんだので第2試合の開始が1時間も遅れやきもき。さすがにあまりさぼっていると、午後の仕事に差し障りがあって、6回に後ろ髪をひかれつつ球場を後にしたが、後でネットでみると慶応の快勝。明日はいよいよ日本一を目指して天理高校と対戦。明日はちょっと仕事さぼれないし、嬉し悲しの心境だ。
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