佐世保バーガー
佐世保は 「ハンバーガー伝来の地」 だそうである。昭和25年頃、佐世保に駐留していた米海軍が広めたのが、わが国のハンバーガーの始まりと言う。当初は、アメリカ人用に売られていたが、日本人の口にも合うよう佐世保風にアレンジされたものが、現在の 「佐世保バーガー」 に繋がっているそうだ。
ここでは手造りで地元食材を使い「一定の基準」をクリアーしたハンバーガー屋さんは、「認定店」としてアンパンマンの様なキャラクターのスティッカーを店の前に誇らしげにディスプレイしている。 今や佐世保と言えば 「ハンバーガー」 だそうで、なにやら「餃子」で売り出した宇都宮を彷彿とさせられる。
まあ宇都宮なら、東京から新幹線やクルマでもちょくちょく行けるが、佐世保はちょっとやそっとでは行けない。せっかくの旅の空で、今更ハンバーガーでもない様な気もするが、そこはそれ、名物ならばと「認定店」!!、駅前の 「ホテルトリニティー佐世保」で試したのが写真の「復刻バーガー」である。
「復刻バーガー」は、「佐世保に伝来した当時を再現」との事で日本人が食べやすい様にしたのだろう、牛肉のうす焼き+トマト+たまねぎ+レタスのバーガーである。肉がハンバーグでない処がやや肩すかしではあるが、ちょっと「モス・バーガー」的な感じで、「これもまた良しかな」の食感であった。
東京にいると、長崎は西方の遠い地だが、かつては平戸、出島など唯一海外に開かれていた土地だけの事はある、カステラを始め「モダーン」という香りのする食文化が伝来した土地である事を今更ながら再認識する。何より町中の食べ物が皆うまそうで、かつ物価が安い事が嬉しい。復刻バーガーを食べた後、佐世保の繁華街を散歩しながら入ったマクドナルドの、”シナモンメルト”さえ何か東京より美味しく感じたのだった。
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