丸の外線
わが家のトイレの壁一面に貼ってある、東京メトロネットワーク2008年カレンダー付き地図である。トイレに地図とはあまり趣味が良いとはいえないのだろうが、これがなかなかスグレモノだ。
毎朝トイレに座りながら、その日の訪問先に行くにはどの駅で乗り換えるのが便利か、という事が一目でわかる。最近の東京の地下鉄は複雑に入り組んでいて、目的地への最短コースを考えると迷う事がよくある。営団(メトロ)に都営地下鉄、その上JRや新交通、モノレールやらで東京に永い間住んでいても、とても交通網のすべてをフォローし切れない。その点この地図はデフォルメされた略図でなく、実際の縮尺の地図なので「乗り換え駅」と言っても結構距離があったり、出口がどの辺りにあるのか一目瞭然で、トイレに居る間に最適なルートを頭にインプットできる。
その上、大きな地図で都心全域や主要道路も俯瞰できるから、例えばタクシーを使う際、どのルートが2点間の最短距離かもすぐ判り運転手への指示も適確になるのでタクシー代の節約ができるというメリットもある。
さて今日も、トイレに座りながらつらつら地図を眺めていると、東京は放射状の交通網はかなり整備されているものの、環状方面の連絡がやはり悪いと改めて気が付く。山手線や副都心線と外堀(市谷や四谷、虎ノ門)の間には地下鉄の空白区間が出来ている。もし私が、都内交通に関する役所の審議会などの委員だったら次の路線を提案したい処だ。
上野 - 谷中 - 千駄木 - 駒込・白山 - 茗荷谷 - 江戸川橋 - 神楽坂 - 柳町 - 曙橋 - 四谷3丁目 - 信濃町 - 外苑前 - 霞町 - 広尾 - 白金・高輪 - 泉岳寺
なるべく大きな道路の下を使ったつもりなのだが、これは相当便利な線だと自画自賛しながら”気張った”のであった。
名づけて「丸の外線」、いや「小江戸線」の方が良いかな?
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