政治家のパーティ
先日、都内のホテルで政治家のパーティなるものに出席した。西日本出身の50才台の気鋭の衆議院議員を「励ます会」であったが、所詮会社で買ったパーティ券、人数合わせに出席しているのにすぎない。政治家のパーティは資金稼ぎが主な目的だから、料理は人数の数分の一しかなく、会場はお義理で出席した人達で立錐の余地ない、という事は聞いていた通り。テレビで見た大物政治家達が次々壇上に上がり、本人をほめたり政局を訴えたり何と開始から40分も「ご挨拶」が続いて立っているのに疲れてしまった。
励まされる議員は、私より3歳~4歳ほど若いが、励ます側の長老議員さんは軒並み年長者。企業で言えば定年退職も過ぎ、そろそろ第二の雇用先も終わりか、などという年齢だろうが、壇上の皆さん熱弁で元気そうである。狭い会場で、ムンムンする人いきれの中で、いつはてるともない演説を聴いているうち、熱気に当てられたというか、この難局に立ち向かう議員のエネルギーに次第に脱帽する気分になって来た。やはり「生」の迫力だな。最近難局には極力立ち向かわないようにしている私にとっては新鮮にも映り始め、そのうちしっかりたのんまっせ、選挙には行くからね、という気になって来たのだった。
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