携帯?
早めの夏休みで、カナダバンクーバー発着の1週間アラスカクルーズの船に乗船していた。アラスカの風景をおおいに楽しんだが、クルーズの事は興奮が覚めた頃に別にブログにアップしてみるつもり。
今回の旅の別の意味でのヒットは、これ、である。成田空港で見つけた携帯ウォッシュレットなのである。いちじく浣腸の大型の様な容器に水をいれ、右側の筒を装着。容器を強く押すと、筒の先の小さな穴から水鉄砲の様にお尻に向かって水が噴出すという至極簡単な構造。値段もとても安い。
なぜかウオシュレットは衛生的で気持ちよいのに、わが国以外ではほとんど普及していない。アメリカでは、熱湯が出てお尻をやけどさせて訴訟になるのが怖いので余り売らないとも聞いた事があるが、ウオシュレットを使い慣れてしまったわが身、海外旅行では柔らかい紙を使用していてもすぐお尻の局部が痛くなるのが悩みの種。人間というのは一旦楽な道具を使い出すどんどん弱くなっていく生き物だな、とひしひし感ずる。
で、今回は、早速旅の初日からこの携帯ウオシュレットを試す事とした。が、結果から言うとやはり本物のウオシュレットの様にはきれいに洗えないものである。容器の腹を何回か押して勢い良く水で局部を流しただけでは駄目で、紙で拭き、再度水で流し・また紙拭きの手間を2度3度繰り返す必要がある事がわかった。
この様に本物より手間ひまがかかるが、まあお尻をごしごし拭く回数や紙も少くなるので今回はお尻が痛くなる事もなかったし、まずまず実用に足る道具だと判った次第。今後我が家の海外旅行必携品になる事だろう。
それにつけても携帯で手間ひまかけてお尻を拭くにつけ、わが国で普及している本物のウオシュレット、毎日何気なく使っているが、一度できれいになる水の勢いや角度・仕様は実に精緻な設計や調整の上にできている、さすが日本のメーカーが開発しただけあると改めて感じ入った。
さてこの携帯、出入国の際ランダム検査にでもひっかかって「これは何だ?」と質問されたら何て答えるのかな~。A small kit for Hemoとでも言うかな?
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