おじさんの友
立ち食いそばが好物で、昼食に週2度は食べる。「小諸そば」などのチェーン店でなく、煮しめた様なのれんがかかっていて、いかにも店子料が安そうな古びたビルの一角に忘れられている様なそば屋が良い。そばはつなぎが沢山入っていそうで、こぎたない親父と、バイトのおばちゃんなどがそばを茹でてくれると一層雰囲気が増す。
そばつゆは大体どこもしょうゆ味の辛いやつ、そのつゆを何時間も沸騰したお湯で割ると、そばつゆ分子の一つ一つまで熱~いのがわかる。普段はたぬきそばが良い。七味と刻みねぎをたっぷりかけて麺をずるずると啜る。残る揚げ玉は汁になじんでえもいわれぬ風味だ。二日酔いの時は月見そば、熱い汁とたまごが「午後は元気になろうな」と語りかけてくる様だ。夏の冷やしたぬきは100円くらい高いが、これまた「くせ」になる。
まこと、立ち食いそばはダイエットフードで、おじさんの味方だ。
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 烏森の焼鳥「ほさか」とニイハオ・トイレ(2021.02.11)
- 銀座 LA BETTOLA(ラ・ベットラ)の夜(2020.09.07)
- 米国産マツタケ(2019.11.23)
- 町の中華料理屋3(2019.06.23)
- 切腹最中(2019.01.09)
コメント