ブルース・ブラザースはサウンド・オブ・ミュージックへのオマージュ?
DVDになったサウンド・オブ・ミュージックをたまたま何十年ぶりかで見た。するとこの話自体どこかで見た映画とそっくりだなと思えてきた。そうだブルース・ブラザースに似てるじゃないか。というか、ブルース・ブラザースがサウンド・オブ・ミュージックを真似たのか、と思ったのである。
片や美しいアルプスを背景にロマンに満ちたサウンド・オブ・ミュージックに対し、片や薄汚い二人がシカゴを舞台に噴飯のアクションを見せるブルース・ブラザース。設定された場面が反対の極致ではあるが、そのモチーフはそっくりではないか。反権力というストーリーの基調。修道院や孤児院が話の発端である点、神の啓示は教会や修道院の先輩から受ける事、物語の中で大きなウエイトを占めるのが音楽会という筋立て。逃避行に至る契機がともに音楽会で、かつ主役が舞台からこっそり裏口を通って逃亡するのが終盤のクライマックスの発端など、見れば見るほど似ている。ブルースブラザース兄弟が、孤児院でシスターの院長に説教される場面は、マリアが修道院で、磔のキリスト像を前にしてシスターに教えを受けてる場面と同じ道具立てや色使いじゃないか。
初めてブルース・ブラザースはサウンド・オブ・ミュージックの啓示を受けて出来たのだ、と一人確信した。普段映画にほとんど興味がないが、お茶の間DVD鑑賞で最近気付いた。この事って映画通の間では、もうどこかでとっくに話題になっているのであろうか、それとも私の想像が荒唐無稽?
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