2018年12月 3日 (月)

市ヶ谷のエル・チリンギート

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日曜日ふっと気が付くと、昼から福岡国際マラソン、2時からラグビー早明戦のテレビ中継である。もう12月第一週の日曜日になったのかと、毎年のことながら一年の月日が経つのが早い事に驚く。振り返ってみると、今年の前半は飛鳥Ⅱで世界一周クルーズをして感動して帰ってきたのに、夏場から入院・手術と人生初めての経験をする事になり、まさに激動の一年であった。体はいたって快調で健康だと信じていたものの、毎年恒例、念のための人間ドックだと思って受診したところ、ひっかかる箇所があるから来いとの病院の呼び出しにびっくり。検査や再検査の結果すぐに全身麻酔で手術とはまさに晴天の霹靂、一カ月前にはワイキキビーチだったのにベッドの上とは人生いろいろな事がおこるものだ、というのが今年一年の感想である。


そんなこんなで、わずか半年ほど前の飛鳥Ⅱのワールドクルーズも何か薄皮のベール一枚向こうで起こった出来事、遠い世界の記憶のような気がしないでもない。しかし最近届いたクルーズの写真集などを開くと、航海中や寄港地の思い出が脳裏にくっきりと蘇り、夢のような生活が懐かしくなってくる。またいつの日か、世界一周クルーズに行ってやろうと思うと、元気が湧いてくるのである。などと日々を過ごすなか、日課で走るいくつかのジョギングコースの一つ、靖国通りの市ヶ谷駅前に”エル・チリンギート”というスペイン料理屋を見つけた。スペイン料理店が最近は数多くある中、この店のドア前にある黒板にはパエリアの表示も大きく、信号待ちの間にそれを眺めていると、飛鳥Ⅱで行ったパエリア発祥の地であるバレンシアがやたら思いだされる。


今年のワールドクルーズはヨーロッパでもイベリア半島を周るのが目玉で、スペインのバレンシア、マラガ、英領ジブラルタル、ポルトガルのリスボン、再びスペインのビルバオと連続して5つの港町を訪れる事ができた。このあたりは食べもののうまい南欧である。マラガでは子イワシや海老のフリット、ビルバオではこの地発祥のピンチョスを楽しみ、リスボンでは2011年のワールドクルーズ以来の名物イワシの塩焼きを堪能できたのだった。バレンシアでは闘牛場を見学し歩き疲れて船に帰る途中、賑わっているレストラン街の一角でパエリアを出すレストランに飛び込むことにした。出港・帰船時間が気になる私たちは「あまり時間がないけど何分でパエリアができるの?」とマネージャーに尋ねると「25分ぐらい」という。パエリアと云っても我々には魚介類のものに馴染みがあるが、ウサギ肉や鶏肉とさやいんげんの載ったパエリアがバレンシアのオリジナルとの事なので、それを注文するこことにした。時間にルーズなスペインらしくなく、ぴったり25分で出来上がったきた熱々のパエリアは、本場の味なのだろうが塩味がけっこう効いていたようだ。


という事で今度は日本のパエリアはどうなのか、先日の市ケ谷のレストランへ夕食に行ってみた。店ではあちら流にイワシの炭火焼きに海老のアヒージョ、それにイベリコ豚のグリル ペドロ・ヒメネスソースを頼んだがいずれも本場のお店に近い味で、スペインワインのグラスを片手にクルーズの日々を懐かしみながら料理を楽しんだ。シェフははにかみ屋なのだろうか、ちょっとシャイな口調だがスペインで修行したのか土地・風土や料理に詳しく店の雰囲気もなかなか良い。締めに注文したパエリアは当然バレンシア風である。出てきた量はスペインのレストランよりかなり少ないものの、日本人向けにあまり塩辛くなくだしが効いていてより繊細な味でうまかった。スペイン料理を食べているうちに、病気の彼方に忘れていた現地の食堂やバルの雰囲気が記憶の底から蘇ってきて、今年はなんだか忘れらない一年になりそうな気分がした。

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2018年11月29日 (木)

外国人労働者の受け入れ

雑誌"WILL" 最新号の巻頭コラム「朝四暮三」で、大阪大学名誉教授・加地伸行氏が、外国人労働者の受け入れ拡大を意図する出入国管理法改正について面白い話を展開している。いわく肉体労働者やサービス従業員の不足を外国人で補うより、国内のFラン高校や大学に無為に通学し、やりたくもない勉強に無駄な時間を費やしている日本の若者の労働力を活用すべしと。彼らが社会に出てすぐに働けるように、文科省は1年で諸技術を学べる新しい技術学校をつくって若者を世の中に送り出せば彼らもハッピー、外国人労働者を入れる必要などなくなるという主張である。


移民の問題で混乱する欧米諸国をみるにつけ、法律に色々なしばりをつけるにしても、今回の改正は将来さまざまな問題をおこしそうだ。私は、我が国の姿を変える怖れがあるような問題に対する論議はもっと慎重であるべきだと考える。何よりこの法律改正で入国してくるのは、まず近隣のシナ人や朝鮮人だろうから、彼らの国から将来どんなイチャモンがふっかけられ、無理難題がもちだされるかわからない。これは今回の韓国の徴用工問題をみれば明らかである。またインドネシアやマレーシアなどイスラム系の人たちが大量に入ってきたら、我が国のあちこちにモスクが出来るかもしれないが、これも見たい風景ではない。


すでに東京のコンビニでは日本人よりアジア系の従業員の方が多いし、多くの飲食店でもたどたどしい日本語で店員が接客をしている。これ以上外国人が増えたら、日本の社会はどうなるのかと危惧してしまう。しかし法律が改正された暁には彼らが入国する際に、日章旗の前で日本国の法を遵守する旨を一人一人宣誓させるべきであろう。また加地氏が提案するとおり、すでにスイスで実施されている様に一人20万円ほどの「国防税」を徴収し、このカネで彼らを監視するシステムをつくるのもよい。外国人の安全や健康を日本のシステムが担うのだから、そのくらいの課税は当然である。


野党もどうでもよいポリティカル・コレクトネスやらLGBT、反差別、モリ・カケ問題などにうつつを抜かすより、国のありようを左右するこの移民政策こそもっと真剣に討議してもらいたい。すでに不法に働いている外国人の特権や諸問題がこの法律であぶりだされる事を危惧しているのだろうが、立憲民主党のごとく安倍憎しで何でも反対するようでは、国民の支持は得られまい。現実に労働力不足に悩む産業界のために知恵をしぼりつつ、10年後20年後の繁栄を実現する政策を考える事こそ、いま政治家に求められているのではないだろうか。

2018年11月22日 (木)

ゴーン逮捕とニッサン車

ゴーン氏逮捕のニュースが駆けめぐっている。真相は闇の中で逮捕劇の裏には池井戸潤の小説並みのクーデター話も噂されるが、金にあまりキレイとは言い難かったらしいゴーンがこれにみごとにハマったのだろう。カネにこだわる人は10億円もらえば20億欲しいと言い、20億円もらえば40億もらいたくなるものだ。渡る世間どこに落とし穴があるのかわからないのだから、トップに立つ人間ほど潔癖さが求められる時代といえる。


という事でテレビの前で改めて日産自動車の事を考えてみたのだが、かつてニッサンファンだった私でも、今のこの会社のラインアップには買いたい車がまったくない。若い頃はニッサン(プリンス)スカイラインに憧れ、給料をやり繰りして新車を5台乗り継いだほどだったが、最近のスカイラインにはまったく興味が湧かず、たまに新車を町で見かけても「欲しい」という気持ちがおこらない。それもそのはず、現行のスカイラインは、中味はインフィニティーQ50という同社の世界ブランドのクルマで、国内市場向けにあえてこれにスカイラインというネーミングを施したものにすぎないのである。


いまやBMWでさえ直列6気筒にこだわる時代ではないから、スカイラインだけに直6を求めるのは無理にしても、かつては全長4.4~4.6米、全幅1.7米くらいのサイズだったスカイラインが、4.8米超 X 1.8米超と肥大化しすぎてしまったのがなによりこの車の魅力を失わせる第一の要因だ。国際的なメーカーの系列化で、世界的標準モデルからシャシーやエンジンを共有してクルマを作らなければならないし、安全性などの基準が厳格化された事などが背景にあるのだろうが、とにかく最近のクルマは総じて偉そうで大きすぎる。フロントのデザインもみな怒り顔のようで品がないし、ボディにはどの車もやたら不要なグラデーションが施されていて嫌味だ。


サニーvsカローラ、コロナvsブルーバード、セドリックvsクラウンとトヨタ・日産が競った頃は、販売のトヨタに対して技術のニッサンと云われて、クルマにあこがれた若者を引き付けた日産自動車であった。それが今や意欲的なモデルはトヨタの方が多く、クルマ好きはもっぱら外車に流れるか国産車ならスバルなどに乗っているようだ。ニュースによると日産自動車も、最近はゴーンに大ぶるまいできるほど利益を挙げているし、この際彼もいなくなる事だから、世界戦略車ばかりでなく昔のような”日本人に受ける””日本国内向け”の小ぶりなセダンやクーペ、スポーツカーを本気で開発したらどうなのだろうか。はやりのSUVの時代はいつか過ぎて、またスポーツカーの時代が来るかもしれないし・・・。 男60、GTアゲイン!


家にあった80年代スカイラインのカタログ ニューマンスカイラインに超感覚スカイライン
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2018年11月20日 (火)

神楽坂・法政大学優勝パレード

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東京六大学野球・秋のリーグ戦で優勝した法政大学の優勝パレードが昨夕、法政の地元・神楽坂で行われ見物に行ってきた。この秋は母校・慶應が勝ち点4で最終週の早慶戦を迎えたとあって、まあこのまま慶應が順当に勝って46年ぶりの三連覇を達成するかとリンク「慶応野球部 三連覇に挑戦(2018年9月11日)」大いに期待したのだが、勝負はそうなま易しいものではなかった。早慶戦は慶應が先勝こそしたものの第2・3戦目は早稲田の気迫を前に惜敗、同じ勝ち点4の法政が最終的に勝率で優って秋のリーグ戦を制したのである。という事で昨年に続きリンク「2017年秋 慶應野球部優勝おめでとう(2017年10月31日)」三田での優勝パレードで旨い酒を飲もうという我がもくろみは見事に外れたのだった。


それにしても高校時代の実績を誇る選手で溢れているのに、昨秋は東大に連敗で勝ち点を落として話題になった法政野球部が、まる一年でよくここまで立て直したものである。敵ながら素直にその成果をほめたたえたいものだと、神楽坂の優勝パレードに私もくっついて行ってしまったのだ。残念ながら昨夕は月曜日の上に小雨まじりの空模様だったが、それにもかかわらず沿道は学校関係者のほか、地元の市ヶ谷や飯田橋の人たちもかなり集まっている。チアガールやブラスバンドに続くオープンカーには、普段マスコミによく出てきては訳のわからないコメントを吐く例の着物姿の女性総長も見え、これだけはちょっと白けたが、その後に続くユニフォームの選手たちには沿道から多くの「おめでとう」の声がかかって華やかなパレード風景だ。


神楽坂通りはごく狭いので選手たちは目と鼻の先を通過することになり、こちらも「優勝おめでとう」と彼らに声をかけハイファイブを交わす。グランドで見ると立派な選手たちも真近でみるとほんの子供で、その悦びに満ちた笑顔が何ともほほえましかった。信号を待つために目の前で止まった選手の中でもひときわ大きく目立つのは、中軸を打ちこの秋もベストナインに輝いた中山選手(4年・履正社)である。慶應も彼には随分痛い目にあったが敵ながらあっぱれ、ドラフト2位でヤクルトに進むから「ずいぶん打ったね、プロに行ってもがんばれよ」と目の前の中山君に声をかけると、嬉しそうに「ハイ!がんばります」と答えてくれたその表情はまさにワルガキ、野球少年がそのまま成長したような顔だった。


来春はまた三田でパレードが行われる事を願いつつ、ブラスバンドの「チャンス法政」のメロディーが遠ざかるのを見送った。

2018年11月15日 (木)

最近の通勤電車に文句あり

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毎日、通勤・通学にレジャーに使う電車である。しかし最近ほとんどの駅で日本語・ローマ字の他に、中国人や韓国人の乗客向けに、中国語字体の漢字やハングルでの表記があってはなはだ不愉快な気持ちにさせられる。我々が海外に行った時は駅名やトイレの表示がローマ字ならばまず問題ないのだから、日本国内でも中国人や韓国人の為だけに彼らの文字を使う必要もあるまい。中・韓の人たちはローマ字を読めないわけでもなし、彼らを特別扱いをすると、その国民性からしてますます彼らは日本人に対して増長するのではなかろうか。この点JR東海はどの駅に行っても、日本語とローマ字表記だけで清々しくてよい。


そういえば、ちかごろ企業やイベントの広告に特別な塗装をしている私鉄車両が目立つ。鉄道の車輌といえばその会社の表看板であろう。意匠を凝らした各社独自の外観や内装、それぞれの路線に合わせた「車輛」といういちばん大事な道具に、わずかな広告費収入のために見るも無残なデザインを施すのはいかがなものか。武蔵野の武骨サムライのような外観をもつ西武鉄道の車輛を私は好きなのだが、地下鉄へ乗り入れてくる西武線の電車には学校の宣伝やら漫画のキャラクターなどのみにくいシールがよく貼ってある。写真の西武6000系は、最近の電車には珍しく戸袋に窓ガラスがはまった伝統的デザインなのに、肝心の窓は鉄板でふさがれて子供だましのシールが見える。こんな電車を見ると鉄道会社の社員に車両への愛があるのか疑いたくなってくる。


そのほか世の中全体の風潮とはいえ、若い車掌の案内言葉がやたら丁寧語ばかりなのも変である。ラッシュ時の電車での「そろそろドアを閉めさせていただきます」はまだ良いとしても、「発車させていただきます」などというアナウンスは過剰で気持ち悪い。昔のように「ドアをしめます」「発車します」で必要にして充分だ。そのくせ列車が遅れた際の放送などは、説明不足の上に要領が得ないものが多い。まずは”逃げ”をうつようなやたら丁寧なアナウンスをやめにして、「シルバーシートでスマホに熱中している乗客の方は、お年寄りや妊婦、体の不自由な方がいないか、今一度周囲を見回してください」と大きな声で生の車内放送でもしたらどうだろうか。

2018年11月 4日 (日)

60周年記念 入間航空祭

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昨日は航空自衛隊入間基地創設60周年記念の入間航空際に行ってきた。池袋や新宿から西武線で60分、入間基地はわが国の中枢部を守る中部航空方面隊司令部があり、日本の防空や輸送活動の拠点として重要な役割を果たしている。緑多き入間には、もともと旧陸軍の航空士官学校があり、戦後アメリカ軍の接収が終わったあと、1958年に自衛隊の基地となって今年でちょうど60年目になる。入間基地は4,200人が働く空自最大の基地だそうで、ふだんは輸送機中心に活動が展開されているが、この日は新鋭F-2や主力F15イーグル、それにお祭りの目玉、松島基地のアクロバット飛行チーム、ブルー・インパルスなどがやってきて基地内は華やかな雰囲気となる。


南からの微風が頬を撫でる秋空の下、広大な基地に入り午前中は警備犬の訓練展示、陸自空挺隊のパラシュート降下やT-4練習機の編隊飛行披露などに見とれているうち、あっという間に時間がすぎる。会場を埋め尽くした入場者は19万人との事で、中くらいの規模の都市一つがすっぽりと入ったことになる。基地内はどこも大勢の人波なのだが、その割にはみな秩序正しく整理の隊員の指示に整然としたがっているように見える。群集と言えどもミリタリー好きは何か他のイベントのそれとは少し違うような気もする。そういえば25年前ほど前に、アメリカ海軍のブルーエンジェルスのアクロバット飛行隊をシアトルでみた事があったが、その時は夏のお祭り”シーフェアー”のイベントの一つで、今回のような広大な基地の上空で、縦横に繰り広げられるブルー・インパルスのアクロバット飛行に一段と期待が高まるのであった。


昼過ぎ、大観衆の前を飛び立つ6機のT-4によるブルーインパルスは、青白に塗りわけれれたチームカラーで機体が青空に映え美しい。40分以上に亘って上空で繰り広げられたのは、6機全体の集団アクロバット飛行のほか、5機・2機・単独機などによる変化に富む各種の展示飛行で、集まった大観衆からは歓声と拍手が沸きおこる。急降下からの機体の引き起こしはコンマ数秒でも判断が遅れれば大事故になるし、2機による真正面からのすれ違いは、綿密な打ち合わせがあるにしても最後はパイロットの技量なのだろうとハラハラ・ドキドキの連続である。おりしも会場にはかつてのトムクルーズ主演の映画「トップ・ガン」の音楽が流れていたが、画面とは違う本物の迫力を堪能できた一日だった。興奮冷めやらないまま帰途する車中では、自衛隊の存在と役割をきちっと担保すべく、早く自主憲法を制定する事が大切だとあらためて思っていた。

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2018年10月31日 (水)

一切かかわるな韓国

やはり出た韓国最高裁で、日本統治時代の徴用工訴訟の賠償確定判決である。この国の事だからこういうバカな判決がでるだろうな、と思っていたが予想通りの結果であった。日本はもう韓国と「なるべく」ではなく、「一切」つき合わないくらいの覚悟が必要であろう。わが経済界の重鎮たちはこれまで日韓関係について、かなりきれいごとを言う傾向にあったようだが、これで彼らも少しは目が覚めたことだろう。原材料の調達・加工・製品の販売、合弁など形態を問わず、いずれにしても関係を避けるべき危険な国である事が明確になった。接触を回避すれば経済的な損失も大きいだろうが、それよりも我々には大事な守るべきものがある。


私も以前よりロッテの製品はどんなことがあっても買わないし、サムソンの電気製品や通信機器にも見向きもしない。ただ妻によると、原産地や加工地がはっきりしない韓国製品がスーパーのプライベートブランドなどとして出回っているようだ。そんな場合には包装や袋を隅々までチェックして、韓国や中国製でないことを確かめてから買うようにしていると彼女は言う。整形手術だらけで皆おなじような顔のタレントが出てくる韓国ドラマや歌番組の、わが国スポンサー企業の製品購入も、これからは真面目に考えねばなるまい。


外航海運業界では、以前からエージェントをつかって韓国人船員を使ってきた歴史がある。船長や機関長など上級船員が韓国人で、普通のクルーがフィリピン人の場合、クルーが韓国人船長から殴られたとしばしば訴えがあったものだ。日本から韓国に中古で売った大型フェリーを、一年後に見たときは火気厳禁の車両甲板を改造し、飲食・喫煙可能なバーが作られているのを見て腰が抜けるほど驚いたこともある。個人としてつきあうと韓国人にも良い人はいるのだが、あれは演技なのだろうか。今回の徴用工訴訟を見ると、30年くらい後に韓国人海運業者からわけのわからぬイチャモンをつけられて、飛び上がる日本の海運会社が出て来るのも想像に難くない。「卑日」と「ケンチャナヨ!」の国よ、さらばである。

日本から買った韓国籍フェリー。わが国では考えられないように改造された車両甲板で行われたレセプション
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2018年10月22日 (月)

「米韓同盟消滅」を読んで

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距離は近いがひどく遠い隣国、韓国は最近あらゆる面で、奇妙なふるまいをする。そこでソウルや香港などに駐在した日経新聞のベテラン記者である鈴置高史氏著の「米韓同盟消滅」を読んでみた。この10月に発売されたばかりの新潮新書の新刊で、一読してまさに我が意をえたりと膝を打ちたくなる内容である。以前にも書いたが、旧帝国陸軍の軍医だった私の祖父は、新宿の大久保に住み、今の戸山公園あたりにあった陸軍の病院に勤務していた。東京の空襲が激しくなったため庭先に家具を埋めて郊外に避難したが、戦争が終わって元の家に帰ると、朝鮮人たちがあたりを不法占拠して立ち退かず、やむをえずに西荻窪に居を構えたのだと幼い頃に幾度か聞かされた。そんなわけで今でもハングルだらけ、新大久保界隈の異様な世界をみると、あまり良い気持ちはしない。


さて最近は「最終かつ不可逆的に合意した」慰安婦問題をいとも簡単にひっくり返す、済州島の観艦式に招待した我が自衛艦に旭日旗を上げるなと注文する、朴大統領に対するごく普通の批判記事を書いた産経新聞の記者を長期拘束するなど、枚挙にいとまがないほどこの国は日本に対して非礼な事を繰り返している。そんなに日本人が嫌いなら、我が国を訪問などしなければよいものを、都内でも無遠慮に大声で朝鮮語を話しながら闊歩する韓国人観光客が多いのは実に不思議だ。さらに国際社会が一致して北朝鮮に制裁を加える中、文在寅政権は南北融和の掛け声とともに包囲網をゆるめようと欧州行脚もした。彼らのすることは理解不能で、私はこの国に一切かかわりたくないから、たまたま乗船したクルーズ船が釜山や済州島に入港しても、最近は一歩も上陸せずに船内で過ごすことにしている。


この本では中国の柵封国家だった朝鮮半島の歴史、反日を超え”卑日”になった最近の経緯、自意識過剰で「中学2年生」程度の成熟度である国内の実態などが詳しく語られる。法の支配ではなく、儒教思想によって国が動くことが多くの実例で示されており、なぜ韓国が奇異な行動をとるのかがよくわかる。私は朝鮮半島に関わらないことが日本人のためだと常々思っているが、そうは云っても気になるのが北朝鮮の傀儡・文在寅政権の動きである。このままだと北の核と南の経済力が一体になって半島統一がなされるとみられるが、そうなった場合には、米韓同盟は必要なくなり、米軍は半島から撤退する可能性が高いと本書は指摘する。その際に中国は覇権を半島全体に伸ばすことが必至だから、朝鮮半島全体が中国の強い影響下に置かれるに違いない。中国勢力圏下の朝鮮半島と、我が国や米国の勢力は対馬海峡で対峙することになって、東西冷戦なきあと、米・中両大国の覇権争いの最前線は海峡にひかれよう。対馬海峡はあらたなベルリンの壁になる、との私の危惧は本書を読んでますます強くなるのであった。

2018年10月13日 (土)

中国支配の世界などまっぴらだ

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2011年のNYトランプタワー

数年前まで勤めていた海運会社に行く用事があった。会社のカフェテリアで現役の若者達と話していたら、ここ半年で中国向けの物流がすっかり変わったと云う。これまでの約20年、アメリカから中国に大量に運ばれていた穀物の動きがまったくなくなり、困った中国は南米などから輸入しているそうだ。このこと自体は船会社にとって輸送距離が伸びるため良いことなのだが、彼らの話を聞いてトランプ政権の圧力で中国を廻る国際物流が実際に大きく変化している事を実感した。


アメリカのトランプ政権も、いよいよ本気になって、中国共産党による世界支配の企みを阻止する行動に出たことはまことに喜ばしい限りである。米国の中間選挙を前に、相変わらず米国のみならず日本のメディアもトランプ大統領のスキャンダラスな面だけを取り上げ、なんとかこの大統領をおとしめようとしているが、ひょっとするとトランプ氏は後世、歴史に残る素晴らしい大統領だったと評価されるかもしれない。


おりしもアメリカの戦略家で、日本でも有名なエドワード・ルトワック氏に対するインタビュー記事が今朝の読売新聞に掲載されていた。彼によると、米国の対中戦略はワシントンで国家として合意されたもので、たとえトランプ政権が終わっても、習政権の覇権主義が続く限り米国は「中国支配の世界を阻止」するのだと云う。5年ほどまえ「太平洋は中国とアメリカの二国が活動するのに、十分な広さがある」と習近平がオバマ大統領に言った時には悪い冗談だと笑って聞き過ごしたアメリカだったが、これが中国の本音だという事にやっと彼らも気づいたのだろう。


軍事や経済だけでなく様々な国際ルールの制定・敷衍、文化や芸術スポーツなど含め中国に支配された世界なぞ考えてみるだけでおぞましいから、米国が本気で中国の台頭を阻止しようとし始めたことに諸手を挙げて賛成である。また紙面でルトワック氏は、中国は自分に都合がよくなるように米国の選挙にも干渉していると批判しているが、それが事実だとすると、日本のメディアや「リベラル」親中派の人たちにも中国の工作が浸透していると考えた方がよさそうだ。外交強硬派の安倍政権を揺さぶろうと中国が工作を試みているなどと云うと、「そんなのは陰謀論とか謀略説の類いだ」と一笑に付す人たちこそかえって怪しい気もする。ルトワック氏のインタビュー記事を読みつつ、そんな事を考えて土曜日の朝のコーヒーをすすっていた。


2018年5月に行った際はトランプタワーも観光名所になっていて入館のセキュリティーも一段と厳しくなった。ビル内にあるトランプストアで記念のグッズをいろいろ物色した。
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2018年10月10日 (水)

10月10日と坂井義則さん

10月10日と云えば1964年に行われた東京オリンピック開会式の日だ。かつて「体育の日」はこれを記念して10月10日だったのが、いつの頃から土・日につけて三連休の一日になってしまった。今日、その10月10日の東京は、あのオリンピック開会式を思いおこさせる気持ちの良い天気であった。もっとも東京生まれ・東京育ちの私なのだが、1964年は父親の転勤で神戸にいて、10月10日はテレビを通じて東方の空の下で行われた開会式を見ていたのだった。


テレビでみた国立競技場の開会式では選手団の入場行進はもちろんだが、聖火の最終ランナー、早稲田大学競走部の坂井義則さんが国立競技場バックスタンドの急階段を駆け上り、聖火台に着火する姿がとても印象に残っている。坂井さんは原爆が投下された日に同じ広島県で生まれたという事から聖火の最終ランナーに選ばれたそうだが、なによりその階段を駆け上るフォームがとても美しかった。今で云えばインスタ映えするかのような、すくっと直立し、一歩一歩乱れる事なく国立競技場の急階段を上るその走姿は何ともりりしかった。彼が聖火最終ランナーに選ばれた理由は、その腰高の美しいフォームにもあったのではないか、と私は思っている。


それから数年後、競技会で当時は東伏見にあった早稲田大学のトラックで走る事があった。そのころ早大競走部の合宿所はグランドのすぐ近くにあり、競技会に参加する他校の選手も着替えの際に自由に合宿に出入りできたが、古びた民家の様な木造の建物の中、ふと傍らの机の上を見ると、日々の練習を記録したノートが置かれていた。「さあ自由にどうぞ見てください」とばかり無造作に置かれたごく普通のノートには、日付とともに数年前まで早稲田の主将だった坂井選手のコメントや記録などが多数記されているではないか。私は書かれた練習のメニューやタイムなどより「あの聖火最終走者の坂井選手が書いたものか」と感激して、彼のコメントの一語一句に目を凝らした事を思いだす。


その坂井義則さんも2014年に70歳で幽明界を異にしたそうである。「東洋の魔女(ニチボウ貝塚)対西洋の美女(ソ連)」「鬼に金棒、小野に鉄棒」「円谷対ヒートリーのデッドヒート」などと当時の話題を言っても、ついてくる人も少なくなったこの頃である。先日、東京六大学野球観戦で神宮外苑に行くと、来るオリンピックの主会場となる国立競技場の立て替え工事が真っ盛りなのに気がついた。その工事風景を眺めているうち、旧競技場にあったバックスタンドの急階段を、満員の観衆の視線を浴び、素晴らしいステップで駆け上った坂井義則選手の姿が、なぜかまぶたに浮かんできたのである。

建設中の(霞ヶ丘)国立競技場
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