2021年1月12日 (火)

七草がゆと鏡開き

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1月7日は吉例の七草がゆを妻がつくった。歳の初めの例とて「 セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ、これぞ七草」とボケが進行していないか、記憶力を試して七つの名前を口に出してみる。松の内が明けるこの時期に春の七草を使って粥を作るのは、正月料理や祝い酒で弱った胃腸を休めるためだとか。いまや仕事はセミ・リタイアの我が身、僅かにやらねばならない仕事はテレワークで済ませ家で過ごす時間が多い日々とあって、季節感のリズムを蘇らせてくれる粥である。

鳴子温泉で買ったこけしの鏡餅

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1月11日は鏡開きの日だった。正月に神や仏に備えた鏡餅を切って雑煮や汁粉に入れて食べるのだが、江戸時代の武家の間では「切る」は腹切りに結びき縁起が悪いので「開き」にしたとのことである。我が家は先日訪れた鳴子温泉で買ったこけしの鏡餅を今年はお供えしたので、本当の鏡餅はない。よって簡易バージョンでスーパーの切り餅を使ったお汁粉である。恒例に従い神や仏に感謝し、この一年の無病息災を祈りつつお汁粉を味わう。ラグビーの大学選手権も終わり、これから東京六大学野球が始まる4月までは特に注目するスポーツもない。昨年の冬に久しぶりに行ったスキーをまた今年もやってみようかと、大雪の知らせを聞きつつスケジュールを考える睦月である。

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2021年1月 8日 (金)

武漢ウイルス陰謀論

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昨日は仕事で各社を廻り、どこもテレワークでがらんとしたオフィスで話をした。現役世代に「周囲に武漢ウイルスに感染した人はいない?」と聞くと、みな一様に家族・親戚・知人に感染者はいないと言う。例年ならインフルエンザや風邪で休む人がそこかしこにいるのに、武漢ウイルスが猛威をふるっているとされる東京でさえ、知っている限り周囲に感染者がいないとはどういう事なのだろう。年代別の感染者数や都内の各地域ごとの数字は報道されているが、性別や一体どこの国から来た人が感染者なのか不明とあって、我々も危機の判断のしようがない。そもそも他の病気で死にかけていた人も最後にPCR検査が陽性だと「コロナで亡くなった」とカウントされるとされる中で、どういう属性の人が死亡したのか、いかなる状況での感染なのかの実態は我々には分からない。その様な状況でもメディアはただただ「感染者」が増えたと大騒ぎをしている。


武漢ウイルスについての「感染者」は発症者と違い、検査の結果で陽性だった人すべてを指すのだと云う。だとすると春先に比べてPCR検査が普及し、検査を受ける人の数が飛躍的に増せば「感染者」も大きく増えるのは自明のことだ。我々夫婦も再開した「飛鳥Ⅱ」のクルーズに乗船するため、これまで2度ほど唾液によるPCR検査を受けている。また日本のPCR検査キットは他国と比べて高感度に設定されていて、外国なら陰性ないし偽陽性のものも陽性と判定とするらしい。さらに検体が東京の機関で分析されて結果が陽性と出ると、東京都の感染として数えられるとも云われており、本当に我々の周囲に武漢ウイルス感染者がそんなにいるのか発表された感染者の多さと実感の差異に戸惑う。出稼ぎや風俗系で働く外国人労働者の共同アパートなどではクラスターが発生しやすいと想像するが、国籍別、職業別の感染者の数が報道されないのも不思議だ。


昨夏に入院・手術をした病院では春先に武漢ウイルスのクラスターが発生しているが、かかりつけの泌尿器科の先生に「大変でしたねえ」と聞くと「えー、まあ」と笑いながらさして深刻なようすはうかがえない。日本は他の先進国よりはるかに感染者が少ない上に入院ベッド数が多いなか、病院も歯科医院もいつもよりガラガラに空いているのに「医療が逼迫」と聞けば、それはひとえに医療資源の配分が悪いというしかないだろう。国民に自粛を訴える前に、第三の波がくる事が必至と云われていたのに、感染者の隔離基準変更や医療従事者の再配置、機器の増設などの施策を実施すべきではなかったか。特に医師会という業界の利益・圧力団体が、感染症に対する内部からの提言や自らの改善計画もなしに、ただ上から目線で「大変だ大変だ、自粛せよ」と危機を煽っている様子がなんとも見苦しい。彼らは自分たちの過酷な状況ばかりを訴えるのでなく、困窮する旅行業や飲食業界従業者の診察代を割り引くくらい提案したらどうなのか。


ちょっと考えてみると、どうもこの武漢ウイルス騒動は不思議なことが多い。まず中国の感染者数は、検査で陽性となっても無症状者は除外されているし、発表される統計数字がまったく信用できない国だから、日本の基準にすれば実際の感染者は2桁くらい多いのではないか。中国共産党はウソの感染者数を発表することで、強権的な手法による一党独裁が西欧民主主義より優れているという自らの正当性を、世界に示すチャンスとして利用しているようだ。さらに中国は武漢ウイルスの実態を知っていながら当初情報を故意に隠蔽し、世界中の経済を混乱に落とし疲弊させたのち、中国資本が市場を席捲するというシナリオで動いているという陰謀説が頭に浮かぶ。これまでも新しい疫病を幾度も世界中にばらまき、今回また武漢でウイルスを発生させ情報を隠匿した中国に世界はなぜ強く怒らないのか。少なくとも国連は中国非難の決議をし、世界の各国はこの国に対して国家賠償くらいは請求して良いと思う。その前にいま何より声を大にして言いたいのは、日本は中国・韓国からの入国を一切停止することだ。

2021年1月 4日 (月)

第97回箱根駅伝 駒澤大学・創価大学の逆転劇

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久しぶりに見るワイドショーでの逆転劇場面

新春恒例の箱根駅伝は2日目もテレビ観戦である。復路はアンカー10区にタスキが渡る時点で、創価大学が駒澤大学に3分19秒もの大差、距離にすれば1000米以上も離しての独走態勢となる。悪いが新興宗教に関連している大学には興味がないから、日課のジョギングに出かけてしまったが、帰宅して結果を見たら駒沢大学が逆転優勝していたのに驚いた。どちらの大学にも縁もゆかりもないものの、創価学会より曹洞宗の方が強くてまだ良かったと思う。また創価は留学生と云う名のケニア人助っ人を頼んでいるのも面白くない。それにしても逆転された10区の小野寺勇樹選手ははどうしたことだろうか。


記録を見ると小野寺君の10000米は29分27秒でハーフマラソンは1時間5分40秒と発表されている。一方で逆転の立役者である駒澤の石川拓慎君は10000米が28分46秒、ハーフが1時間3分7秒とやはり二人に力の差はあったようだ。創価大学の監督の、10区にタスキが渡った時点で2分差あればなんとか逃げ切れると思っていたとのコメントは、このハーフの記録差(2分33秒)から出されたものであろう。しかし小野寺君は想定以上に大きく遅れ10区23.0キロを1時間13分23秒で出場21人の最下位となり、1時間9分12秒で区間賞をとった駒澤の石川君に逆転されてしまった。


ここまで走って来てアンカーが片や区間最下位の大ブレーキ、片や区間賞というのも勝負の綾である。ただ小野寺君の10000米の記録に近い記録を持つ他校選手の多くは、10区を1時間11分台で走っているので彼もブレーキを起こさず無難に走れば逃げ切れた可能性はある。一方で彼のハーフマラソンの記録は10000米に比べると相対的に悪いので、もともとスタミナが懸念されていた選手だったのかも知れない。とすれば23.0キロと他区に比べて長丁場の10区に起用するのは無理があったとも考えられるが、そのあたりは駒があと一枚足らなかったという事なのだろう。


もし以前のように10区のコースが馬場先門を右折して中央通りに向かわず、そのまま外堀通りを読売新聞本社に直進していれば距離が1.7キロ短いから、残り2.1キロでの逆転劇はどうだったか、などあれこれ想像するのも観戦後の楽しみと云える。それにしても小野寺君の心中は如何ばかりか。私も学生時代に駅伝大会で何度かアンカーで走ったことがある。エースでもないのにたまたまアンカーを務める時に限って前の走者がよく頑張る。配置の都合で前から速い順に並べた結果、実業団の強豪チームや有力な大学チームと競る展開になった時は、「そんなに前の方で来なくていいよ。ごぼう抜かれされたくないよ」と何とも複雑な気持ちだった。小野寺君はSNSでまた来年強くなった戻ってくると発信しているそうだ。期待して待っていよう。

2021年1月 3日 (日)

第97回箱根駅伝 関東学生連合・杉浦君

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箱根の杉浦君のゴール(テレビ中継より)

新春恒例の箱根駅伝をテレビ観戦する。後輩の杉浦彗君(3年・成蹊)が関東学生連合の主将として山登りの6区を走るので小田原にでも応援に行きたかったが、今年は沿道での応援は控えてという主催者の呼びかけである。沿道で応援しても三密になるわけでなく、何の関係があろうかと思うも、競走部やOB会からも現地での応援はしないようにとメールが来ているので仕方がない。それにしても画面から見る各校の選手は、半世紀近く前、我々が箱根駅伝を走った時代より総じて足が長くなり走る速度も隔世の感がする。何しろ今年の箱根駅伝の選手は1万米の記録で27分台の記録を持つものが8人、全体の上から20番目でも28分20秒を切っているから壮観だ。私が大学生だった時代に行われた1972年のミュンヘンオリンピック1万米決勝では、世界新記録で優勝したラッセ・ビレン(フィンランド)の記録が27分38秒34で、今の大学生の上位は、当時なら各国のオリンピック代表クラスの選手が揃っていることになる。いやはや時の経過と共に進化する記録の変遷には目を見張らされる。


関東学生連合チームは箱根駅伝の予選会で敗退した学校から各校一人、本番に出場した経験のない日本人の選手が記録の良い順に選抜されている。選ばれた各選手はそこそこの力は持っているが何せ寄せ集めのチームだし、山登り・山下りなどポイントの区間を始め、各区間に適材の選手が抜擢されるわけではないから近年は低位に甘んじているのが実情だ。チームもオープン参加で各選手の記録も参考記録扱いになるが、選抜されて大舞台で走った経験を持ち帰ることで、それぞれのチームや選手のモチベーションアップになることが期待されている。長い間、チームとしては予選で敗退して本レースに参加できない母校だが、学連選抜チームに選手を輩出するのは2年ぶりで、これを機に全体の力も向上してほしいところだ。


画面を見ていると高速レースが予感された1区が団子状態のスローペースで、学連チームの難波選手(麗澤大)は僅差の区間10位と期待を持たせる位置でタスキを運んできた。しかし各校のエースが揃う2区では亜大の河村選手が区間21位で順位を大きく落とす。1万米が28分台後半の記録を持つ河村君も、27分台や28分そこそこで走る各校の2区の陣容の中ではこの順位も仕方なしか。3区中央学院の小島選手や4区立教の中山選手も区間18位相当の走りで山登りの杉浦君にタスキが亘る。この時点でシンガリの一つ前だが、チームの主将らしい走りをして1日目を締め切ってくれと画面に向かって声援を送った。約1時間後、テレビ中継が往路のゴールの様子を伝える中で、順位は変わらずブービーメーカーで杉浦君はゴールのテープを切った。彼のひょろっとした体形や走姿からすると、山登りの5区はあまり適所とは言えないのではと危惧していた通り、個人記録は区間で最下位というのは残念。ただ初日のゴールとあって彼の雄姿が校名とともに画面で大きく映し出されたのが嬉しい一瞬ではあった。復路の学生連合の盛り返しと、いずれの日にか母校のチームとしての出場を願いつつ、テレビ中継を眺める1月3日である。

2020年12月31日 (木)

半日鉄道プチ旅行・相模鉄道・JR直通列車

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終点・新宿で折り返す海老名行き 相鉄12000系(新宿からJR線内は各駅停車扱い)


年の暮れだが今年は特に何の予定もない。こんな時にはまた一人で知らない鉄道に乗ってみようかと呟くと、妻は早く行ってらっしゃいよと大賛成の様子。「小人閑居して不善を為す」の夫が手伝いもせずに家でゴロゴロしていると年末の大掃除の邪魔らしい。それならばと昨日は開通してちょうど一年になる相模鉄道・JR線直通列車に乗りに行ってみた。相鉄というと神奈川県民の足という感じで都民にはあまり馴染みがない路線である。この機会にふだん縁のない相鉄線を経験し、併せ神奈川の県央から都内に直通する新規ルートの試乗をしてみようと思い立ったのだ。


と云うことで昨日の昼下がりの新宿発、小田急線の小田原行き快速急行でまずは海老名へ向かった。新宿から海老名までの40キロ余りを40数分間、いつも混んでいる小田急線も年末のためか外出自粛の掛け声のためか、車内はがらがらである。例によってかぶりつきに陣取れば、登戸までの複々線区間に続き多摩丘陵から相模原と伸びる線路は、ロングレールで道床も良く整備され、聞こえるのは運転士の指さし喚呼の声と風切り音だけという快適さ。前を見ているうちにあっという間に海老名に着いた。ここ海老名は相鉄線の始発駅で、近代的な小田急・海老名駅をおりて相鉄線のホームに立つと、乗降客が少ない上に駅が改造工事中でちょっと侘しい感じだ。


とは云うものの、相模鉄道は海老名から横浜駅まで25キロの本線と途中駅・二俣川(ふたまたがわ)から分岐するいずみ野線など合わせ40キロの路線を有し、通勤客輸送のために20米4扉の大型車で最大10両編成が走る今では堂々の大手民鉄路線である。この相鉄は横浜駅方面の混雑緩和と悲願の都心乗りれのために、本線途中の西谷(にしや)からトンネルを掘りJR貨物の羽沢貨物駅付近でJR線に乗り入れ、東海道貨物線~山手貨物線を経由して新宿までの都心に直通するルートをちょうど一年前に開通させた。さらに2022年度には西谷から東急東横線の日吉までトンネルで結び、東急目黒線経由で都営地下鉄・三田線やメトロ・南北線まで列車を直通するのだというから、いまや神奈川県民だけではなく首都圏の鉄道マニアに注目される私鉄だといえよう。


海老名駅のホームで時刻表を確かめると、年末年始は休日ダイヤで海老名発の新宿行き特急は一時間に2本しかなく、折悪しくちょうど出て行ったばかりだった。次の新宿行きまで30分もあるので、折り返しでホームに停車中の各駅停車に乗り、変貌中の相鉄線をじっくり見つつ二俣川(ふたまたがわ)で後続の特急を待ち合わせることにした。乗車した各駅停車の電車は8000系電車で、がらがらの車内でセミクロスシートを独占できるのが何とも気持ち良いのだが、走り出すと床下からは、油切れのギアが噛むかのような爆音が響いてくる。二俣川で特急の待ち時間に次々とやってくる相鉄車両を観察したところ台車の2つの車軸間の距離が長く、台車枠の外にディスクブレーキがついている変わった構造のものが多い。帰宅後に調べてみると相鉄線の在来車両は、直角カルダン駆動と云ってモーターが線路に平行に架装された今では珍しい台車ゆえの轟音と分かったが、乗ってみなければわからない事は多いものだ(現在の鉄道車両はほとんどが平行カルダン)。


二俣川から乗った特急新宿行き12000系はJR線乗り入れ用の新造車両で、こちらは平行カルダンになっているが、車両前面にはラジエーターグリルのような格子柄があって電車というより大型トラックのような顔つきである。相鉄の技術陣やデザイナーは他の鉄道とは一味違うものを目指す、という自負でもあるのだろうか。電車は羽沢から本来は貨物線用の港北トンネルと生見尾トンネルを経由して鶴見に至り、新川崎の貨物ターミナルを通過したのち、旧品鶴線(現在横須賀線などに使用)を通って蛇窪信号所から山手貨物線(埼京線)の大崎駅に乗り入れる。二俣川から新宿まで45分ほど、前方を見ているとこれまで何度か”貨物線の旅”で通った珍しい行程が多く、”かぶりつきファン”にとっては絶好のルートだと云えよう。トンネル続きで運転士の真後ろの大窓のブラインドが降ろされる区間も、空いた車内で前に立つ人もない側窓から前面展望をゆっくりと楽しめた。それにしても相鉄の車両が埼京線の線路を走る光景にはまだ目にしっくりこない。いずれ相鉄が東急線に乗り入れて、西武や東武の車両とネービーブルーの相鉄の車両が並んだらどんな気持ちになるだろうか。こうして家を出てから帰るまで4時間弱、料金も2000円もしない大人の遊びであった。


羽沢横浜国大駅 外側2線がJR線に接続する線路、トンネルに向かう内側2線は2022年度開通予定の東横線・日吉に通じる線路
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原宿付近の埼京線を走る相鉄車両(相鉄が原宿とは何とも奇異に感じる)
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2020年12月28日 (月)

2020年の年末(武漢ウイルスの一年)

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相変わらずメディアは武漢ウイルスの変異種が国内に入ってきただの、感染者急増だののニュースで溢れているが、煽るだけで見るのも馬鹿馬鹿しいテレビのスイッチはほとんどつけていない。仕事もほとんどの会社は書類はPDF送付で結構ですというので、書類を持ちまわる時間が省け、テレワークの日々ゆえ毎日ぐっすりと8時間睡眠ができてこのところ体調が良い。この時期の恒例、忘年会や年末の会食が今年は中止とあって胃腸薬や二日酔い回復ドリンクとも縁なしで、現役時代は軽く100を超えていたガンマGTPもいまは40くらい、その他の内臓の数値もすべて規定内に収まっている。テレビを見ず通勤時間も無くなって、余った時間は毎日のジョギング、週に一回の社交ダンスの練習、そのほかピアノを弾いたり読書をしたり、たまには家事を手伝ったりとのんびりの年の瀬でこれも悪くはない。


今年は、武漢ウイルス騒動で乗船を予定していた飛鳥Ⅱ2020年世界一周クルーズが延期になってしまったのは大いに残念であったが、楽しみは将来に持ち越しと心を切り替えた。一方で主治医の泌尿器科の先生からは「この夏は旅行の予定もないようだし前立腺癌を取ってしまいましょう」と言われて、全摘手術に踏み切った年だった。前立腺の癌は進行スピードも遅いと云われているので様子見ではどうですかと先生に尋ねていたが、「いやこれは手術しましょう」との専門家の知見に反対はできず時宜良しと思い切って手術したものである。いつも老人で一杯の泌尿器科病棟もがらがらとあって先生も好機と見たのだろう。幸い術後の検査も良好とのことで、ここ数年に亘る懸案事項、面倒なものが無くなりすっきりした年末だといえる。


海運業界も世界のウイルス騒動で一時荷動きが落ちたがその後は持ち直し、年の後半にはコンテナ船部門などは史上まれにみる好況ということで、こう見ると今年は自分にとってはそう悪い年でなかったことに気が付く。旅行するにしてもレストランに行ってもどこも空いており、予約もすいすいと確認がとれるのも良い。今冬は早くから雪も積もっているので、久しぶりに再開したスキーにまた行こうか、などと思っていたらキャンセル待ちだった「大人の休日倶楽部」の旅行「「船でしか行けない秘境の一軒宿『大牧温泉観光旅館』と2つの世界遺産『五箇山』「白川郷』」に空きが出たと連絡があった。1月半ばの寒い時期ながらGO TOも再開しているだろうし、自らの手配ではまず行かない冬の山の中も風情あって良いかと、さっそく参加を申し出ておいた。飲食業や旅行関係の方々はさぞ大変な一年であっただろうが、個人的には却ってゆったりと新春を迎えられそうな年末休みだ。

2020年12月22日 (火)

アーミテージ・ナイ 第5次報告書

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同盟重視のバイデン政権の誕生がどうやら確実になりそうな情勢の下、リチャード・アーミテージとジョセフ・ナイの二人の米国知日派の名前がまたメディアの紙面を賑わすようになってきた。一昨日(20日)の読売新聞朝刊「地球を読む」にはアーミテージ氏が、これまで安倍政権がアジアと周辺地域の安定に大きく貢献した事を高く評価し、日米同盟に於いて、もはや日本は従属的な立場ではなく「米国の指導者たちは戦略的思考の面でも日本側を頼りにしている」とする論考を寄せている。彼は日米同盟をいま責任の分担や負担の面から捉えるのではなく、これが「神聖な絆」であり「力の共有」であると述べ、「日本は幾つかの分野で先頭に」立っていると共に、日米の新政権が手を携えて多極的な世界の難局に立ち向かうことに期待を寄せている。


アーミテージ氏は元国務副長官で、海軍特殊部隊の一員としてベトナム戦争に参加、いくつもの修羅場と死地を潜り抜け、日本の外国当局と幅広く気脈を通じこれまで日米関係を切り盛りする役割を担ってきた。彼が、これまた日米同盟の重要性を常に発信してきた知日派のジョセフ・ナイ氏(元国務次官補)と共に過去に4回の「アーミテージ・ナイ緊急提言」を発表してきたのは良く知られる通りだ。私もかねてからわが国を取り巻く安全保障の分野で積極的に発言するアーミテージ・ナイ両氏の言動に興味をもっており、このブログでも両氏のレポートについて2010年12月21日「日米同盟 VS 中国・北朝鮮」及び2011年8月26日「アーミテージ・ナイ対談」でアップしてきた。


この12月になり、日米の新政権発足を好機としたのか両氏による最新(第5次)の超党派レポート(The US.-Japan Alliance in 2020・ AN EQUAL ALLIANCE WITH GLOBAL AGENDA)が米国ワシントンDCのCENTER FOR STRATEGIC & INTERNATIONAL STUDIESより出されたので、ボケ防止となまった脳内の活性化のために原文を読んでみることにした。と云っても提言は実質9ページほどで難しい単語もわずか数か所、かつ論理が一貫しているため主な内容を理解するのにさして骨が折れるわけではない。小説などと違って書き手の意図や目的をなるべく直截に読み手に伝えるこのようなレポートなどが、やはり頭の体操には良いなどと思いつつ読み進んだ。


レポートは冒頭で「中国の台頭とアジアの混迷の時代に日米安保がかつてなく重要であり、日米両国は同じ価値を共有する者として協力が必要である」ことが述べられる。さらに安倍政権の卓越した手法で集団的自衛権が認められTPPが発効し、インド太平洋構想が掲げられた事を多とし、菅首相とバイデン大統領はなるべく早い時期に会談を行うことが提言されている。次に地域と台湾問題での最大の脅威は中国であり、日米同盟はこれに対処しなければならないが、同盟国と同陣営はCOMPETITIVE COEXSITENCE(競争的共存?)の枠組みを構築する必要性を説いている(COMPETITIVE COEXSITENCEの部分は具体的な説明なし。競争するなかの共存の意味か?)。北朝鮮の非核化については短期的にはできないと覚悟するものの、抑止と封じ込めは可能で対話のドアを閉ざすべきではないとしている。


また限られた防衛予算のために日米の共同技術開発や同盟内で運用の効率化を図ることが求められるとともに、日本が米・英・豪・カナダ・ニュージーランドの諜報共有ネットワークであるファイブ・アイズに加入し、日米同盟を核としてアジアだけでなく欧州、インド、豪州などと網の目の連携が急務であることをレポートは提言している。このためには在日米駐留経費協定の締結を急ぎ、同盟は「重荷」ではなく「共有する戦略構想実現の手段」と捉えることが必要なのだという。朝鮮半島については、地域の安定のために過去でなく未来志向で米韓同盟の維持や日韓融和の必要性があることをレポートは示しているが、ただ私は、現実に米韓同盟から離脱しようとし、日本に対して過去の精算が終わっていないと理不尽に迫る韓国・文政権にとってこのレポートは「馬の耳に念仏」の類いに映るのではと危惧した。


最後に米国はTPPに参加すべしとした上で、経済技術協力や気候変動問題、5Gネットワークの構築などで、"The US-Japan alliance is positioned to lead in evolving multipower world"(日米同盟は多極化構造が進展する世界をリードする位置にある)と両国の役割に期待し、より対等な日米関係の構築・発展を目指すことを提言している。一読して感じたのは冒頭の読売新聞のアーミテージ氏のコラム通り、過去のアーミテージ・ナイ提言より一歩踏み込んで日本の立場をより持ち上げ、わが国のリーダーシップを今まで以上に期待していることだった。トランプ‐安倍の個人的な親密さをベースにした日米関係から、バイデン‐菅政権による同盟重視の関係へ変わる一方で、世界の警察ではいられない米国と中国の軍事大国化という現実を踏まえた提言であろう。しかし翻ってわが国の政治を見ると、国会では桜や学術会議で延々と無駄な時間を費やし、安全保障はおろか武漢ウイルス問題でも政府の施策を批難する一方で何ら現実的な対案を提示できない野党の存在がある。中共の覇権主義が世界を混沌に陥れようとする今、この提言に沿ったような戦略的な論戦を国会で聞きたいところだ。

 

2020年12月20日 (日)

鳴子温泉へ師走の旅行

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雪の露天風呂

この週末は宮城県北にある鳴子温泉に行って来た。温泉番付けなどで西の別府温泉などに対し東日本で常に上位に入る名湯で、雪景色を眺めつつ入浴を楽しみたいと思っての初訪問である。鳴子は源義経も利用したと伝えられる古くからの温泉で、日本に11ある泉質のうち9種類も湧き出ているそうだ。鉄道では東京から東北新幹線の古川駅または山形新幹線の新庄駅から陸羽東線で訪れるしかなく、奥羽山脈の山ふところに僅かに分け入った所にあるというのが名湯らしくて良い。武漢ウイルス騒動で列車も宿も空いている今こそ、我々のようなシニアにとっては旅の好機といえよう。ただ東北新幹線に乗車すると、中高年者の団体旅行や我々と同じく「大人の休日俱楽部」割引を利用したようなカップルが多数目につき、想像したよりも高い乗車率に少々驚いた。世の中すべからく自粛といいながら面従腹背、一筋縄で行かない元気な年寄りが多いというところだろう。


古川駅で東北新幹線を降り一時間に一本もない陸羽東線のディーゼルカーに揺られること40分余、鳴子温泉駅に到着すると駅のホームにはほのかに硫黄の臭いが漂っていた。雪の積もる駅前は少し前ならストリップ劇場やら射的場があっただろうと思われるいかにも温泉の街という風情で、今でも土産物屋やこけし販売店に並んでフィリピンパブが営業している。妻が検索で厳選した宿は「源泉かけ流し」「部屋食」「部屋トイレ」を満たした駅から徒歩圏内の「旅館 すがわら」で、比較的こじんまりした昭和の風情漂う木造の和風旅館である。館内は温泉熱による暖房が効いているものの、部屋の端にあるトイレ等は暖房が届かずマンション住まいに慣れた我が身にはちと寒い。もっとも妻は父親の実家のあった舞鶴の寒いトイレを思い出すと懐かしがっており、こんな体験も思い出の一部になるのだろう。


足湯も入れて9箇所ある館内の湯のうち、まずは夕食前にこの時間帯は男湯になっている「美肌の湯」に入る。冷えた身体を最初はヒリヒリする位に熱いアルカリ泉に浸し、露天風呂でチラチラと舞う雪の景色を眺めていると、武漢ウイルスや我が手術の事などこの一年の出来事が脳裏に浮かぶ。妻は女湯になっていた「摩天の湯」に「青色(すがわらブルーと呼ばれるらしい)になっているかもしれないから、明るいうちに」と急いで出かけていったが、戻るなり上気した顔で「青くなかったけど、露天の熱いお湯に浸かった瞬間一年の邪気が音を立てて体から出て行った」と絶賛している。さっぱりした後の念願の部屋食は、食べ切れないほどの皿に仙台牛のメイン料理で、妻はすき焼き、私はステーキだった。サービスで熱燗のお銚子が1本づつ付いたのをゆっくり呑みつつ地元のテレビ番組をつけっ放しにして、見るとはなしに見られるのも部屋食の醍醐味である(家では基本的に食事中のテレビは禁止されている)。ひさしから垂れ下がっていた雪庇が、突如ドドズズンと音をたてて落ちるのを聞きつつ、旅館の湯をいくつか巡ってほっこりと楽しんだ雪国の宵であった。「大人の休日倶楽部」で運賃は30%、GOTO トラベルで宿代は35%引き、その上に地域共通クーポン券でお土産代まで貰って、いまは旅をしなければ損々という感じだ。

仙台牛の部屋食
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2020年12月15日 (火)

皇居・北の丸公園の紅葉

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遅れてきた冬の到来を前に皇居北の丸公園の紅葉

ほぼ毎日するジョギングもいつも同じコースばかりでは飽きてしまう。ということで週に一日、天気の良い日は皇居・北の丸公園に向かう。園内にはあちこちに黄色に色づいたイチョウの木が見られるほか、一角には紅葉が見事な場所がある。ジョギングの足を止めしばし見事な初冬の色模様にみとれる。

初夏6月30日に「皇居・北の丸公園」でアップした写真と同じエリアの紅葉風景である。光線や木々の風情が季節によって変化するさまに驚かされる。これから東京は本格的な冬に入るのだろう。ポピュリズムに惑わされ、菅総理は年末・年始の”GOTO”も中止にしてしまった。今年の年の瀬から来年の正月はどんなことになるのだろうか。

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せせらぎの周囲の紅葉 都心にあり誰でも入れる公園でこの景色はみものだ

2020年12月14日 (月)

銀座に”バイヤー”と称する中国人観光客が増える

家から徒歩圏内である銀座をよく散歩するご夫妻とこの週末に会食した。「銀座にまた中国人が増えてきた。大きな買い物袋を持って銀座の歩道で会話している姿をまた目にするようになった」そうだ。2020年12月現在、中国人で来日できるのはビジネス目的の出張者などに限られており、一般の観光客は入国できないはずで、これは一体どういう事なのかとお店に尋ねてみたら「彼らは”バイヤー”(!)とのことで」と答えが返ってきたそうだ。なるほど確かに”買い物”をするのだからバイヤーと云えばそうに違いないが、銀座でワイワイ楽しそうに買い物をしている中国人の団体はビジネスで買い付けに来たプロのバイヤーには思えない。様々な抜け道を駆使してやったもん勝ちの中国人のことだ、まさに「上に政策あれば下に対策あり」であろう。メディアやいわゆる専門家・評論家が何のエビデンスもないのに「GO TOが悪い」と政府を批難しているが、その前に商用でもない中国人が偽の陰性証明書を持ち大挙して入国し、彼らが武漢ウィルスを拡散させる可能性もあるのになぜ問題にならないのか不思議である。


もう一点ニュースやワイドショーで毎日のように取り上げるのが、各地の「医師会」の会見である。どの医師会の会長も「まさに地域医療は危機的状況で国民は一層自粛せよ」と述べ、メディアはこれを水戸黄門の印籠さながらにありがたく聞けと放送している。しかし医師会というのはもともと医療業界の業界団体に過ぎず、医療費を削減するなとか、薬価が不適切だなどと、自分たちの懐具合や待遇改善を訴えるのが主目的の集団ではないか。経済界でいえば経団連のような財界組織、あるいは連合のような労組組織の医療版に過ぎないはずで、彼らがひたすらウイルス禍で医療崩壊が迫ると危機を煽ることにどうも胡散臭さを感じてしまう。医師会としては、切迫感を前面に押し立てることで政治による強権の発動を促し、労はなはだ多くしてあまり利益にならない武漢ウイルス医療から逃れ、もっと儲かる普通の医療を再開したいのが本音ではと勘繰るのだが、残念ながらその辺りはメディアから聞くことはできない。


医療といえば水虫治療の飲み薬に睡眠導入剤が混入し死者やけが人が出たと問題になっているが、この薬はジェネリック医薬品で、製造過程において人為ミスにより混入したと伝えられている。ジェネリック医薬品といえば確かに安価で医療費抑制には意味があるのだろうが、正規の医薬品と同じ製造工程で精製されているのか、正規品と薬効が全く同じなのかが疑問だったので、私は処方箋で薬を貰う際に薬局でこれを薦められてもずっと拒否をしてきた。行く度に「この薬は本当に成分が同じなのだからジェネリックにしたらどうですか」と薬剤師が何度も言うので、その薬局には行かなくなったこともある。この件についてはネットニュースで内科医のおおたわ史絵氏が、ジェネリックは多くのメーカーが算入し、例え有効成分が同じでも材料や工場が異なり監視の目が行き届かないなかで製造されるので、厳密には効き目や副作用が異なると述べているし、友人の医師も自分では絶対ジェネリックは使わないと言っているから、やはり薬は正規品を服用しようと思う。

 

«小室氏と眞子さんネタ

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